先日に引き続いて、ホイチョイ・プロダクションズのマンガから学んだことだ。
なんとなく思い込んでいることや、勝手に自分が決めつけていることの、なんと多いことかということを知った。
最近のはやり言葉で言えば、エビデンス(証拠・根拠・裏付け)はあるのかという事だ。
根拠の一形態かもしれないが、そこには数値実績も入るかもしれませんね。
◆かって(1973年の石油ショック時)とは、かなり異なっている日本
街のネオンが消えたり、TVの深夜放送がなくなったりした、あの石油ショック。
当時の電源構成比は、石油が76%を占めていた、次いで石炭が17%、水力が4%、原子力は1%だった。
しかもその石油の大部分は、中東から輸入していた、中東で紛争があればショックを受けるのは当然のことだ。
現在の電源構成比はどうかというと、LNG37%、石炭33%、水力10%、原子力8%、石油はわずか2%だ。
その主力電源のLNGは、オーストラリア38%、マレーシア14%、ロシア10%、アメリカ8%だ。
石炭に至っては、オーストラリア72%、ロシア11%、インドネシア10%、アメリカ4%だ。
つまりは、依然として中東はエネルギー供給源として重要ではあるものの、死活的なものではない。
むしろ最重要なのは、オーストラリアで、次いでロシアなのだ。
そのオーストラリアは、二大政党制で親米政権と親中政権が交互に執権するようだし、
ロシアとの交易は、ウクライナ侵攻で日本の立場がいつ世界から指弾されるかもわからない。
イスラエルとハマスの問題は、直接的には影響を及ぼさないかもしれないが、
オーストラリア・ロシアについては、不安定な状況であることに変わりはないようだ。
むろん戦争を肯定するものではないが、第一次世界大戦・第二次世界大戦前に資源の確保を目指して、
侵攻した当時の日本が少しだけわかるような気がします。
マンガ、役に立ちます。