人は誰しも、一度手に入れた物は、手放したくはないものらしい。
だがここに、手放すことの効用を説く人がいた。
英国の小説家サマーセット・モームだ。
◆現状に固執してはいけないようです
「人生とはおもしろいものです。
何か一つを手放したら、それよりもずっといいものがやってくるものです。」
たしかに・・・
おいらの卑近な例で恐縮ですが、前職をもうしばらく継続したい気持ちはあったのですが、
諸般の事情で退職することとなりました。
いわば一つ手放したわけです。
そして、現在の生活です。
世の中に繋がりながら、責任は軽く、自由時間が豊富にあります。
そして、やりがいというものは、スケールの大きさとか、金銭的価値とか、
重要性とかには、まったく関係ないという事を知ることもできました。
そう、現在の自由で満ち足りた新しい生活を得られたのです。
たしか以前に、禅宗のご住職から、「離せば手に満てり」という言葉を学んだ。
思い起こせばこれも、手放すことの効用なのでしょう。
つまりこれは、洋の東西を問わずの真理なのかもしれませんね。