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清水次郎長

2022-09-27 06:50:51 | 日記
江戸時代の五街道の中でもおそらくは最重要だったであろう東海道。
そこは、現在でも東海道新幹線や国道1号線が日本の大動脈として君臨している。
そして、その東海道一の大親分だったと言われるのが、清水次郎長(しみずのじろちょう)だ。
歴史上の人物ではあるが、東京明治座や名古屋御園座の舞台での演目で、その姿が生き生きと浮かび上がる。
中江良夫脚本、主演杉良太郎だ。

◆芝居の台詞(せりふ)にも感動する
 当時の大親分・小幡の周太郎が、まだ若い次郎長に語り掛ける場面だ。
 「次郎長どん、みなせぇあの紅葉を、きれいじゃねえか。
  わけえ青葉の頃を力いっぱい生きてくりゃこそ、散り際にあの色艶を残せるんだよ。
  次郎長どん、大きくなりなせえよ。

 その意は、青葉が空に向かって大きく枝を伸ばすように、
 若いころ地道に努力してこそ見事な色艶のある晩年を過ごせるということなのだろう。
 その結果として、街道一の大親分ということになるのだ。
 
 正に、舞台からおいらに語り掛けてくるような言葉で感動すら覚える。
 だが残念なことに、感動と実行は連動しない。
 舞台を観る他の大衆とともに感動はしたものの、それが実行に結びつかないのがおいらだ。
 それが現在のおいらならば、素直に受け止めるしかないか・・・




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