<JASRACの“被害者”として、以下の記事を復刻します。>
数日前、ブログとフェイスブックに昔の曲『春なのに』を掲載した。もちろん、音楽著作権があることは分かっているが、2日後に両方とも削除された。よくあることだが、本当にこれで良いのだろうか。
ここで著作権問題を論じるつもりはないが、JASRAC・日本音楽著作権協会の対応がいつも問題になる。以前、公正取引委員会が独禁法違反の容疑でJASRACを立ち入り検査したことがあるが(以下の記事を参照→http://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/e/4ca9daaa434b5aae976e369855b0bc57)、ツイッターで歌詞をつぶやくだけでも問題になったのである。
著作権の話をすると長くなるので控えるが、JASRACが音楽を“食い物”にしているというのはよく言われることだ。著作権を振り回して、みずから音楽文化の発展を阻害しているのだ。このため、JASRACはしばしば“カスラック”と批判されている。また、日本は世界一、著作権や肖像権に厳しい国だと言われる。まるで、重箱の隅をほじくるように規制してくるのだ。
私が掲載した『春なのに』は1983年(昭和58年)にリリースされた曲で、中島みゆきが作詞・作曲、柏原芳恵が歌っているものだ。中年以上の人はよく知っている曲だと思うが、今の若い人たちはどれほど知っているだろうか。こういう曲が広く知られ歌われれば、音楽業界にとってももちろん良いことなのだ。CDの売り上げにもプラスになるはずだ。
なにかJASRACは、自らの首を絞めているような気がしてならない。音楽関係者の権利を守るというよりも、自らの利権拡大に狂奔しているのではないか。われわれ一般の音楽愛好者は、1円たりとも音楽で儲けようなどとは考えていない! 音楽サイトをつくって利益をむさぼろうなどとは考えていないのだ。
これに対して、JASRACこそ音楽を“食い物”にし、暴利をむさぼっているのだ。JASRACは今や音楽の敵だ! みんなでJASRACを糾弾しよう!
他の参考記事「JASRACよ、歌詞の引用がなぜ悪いのか!?」→http://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/e/071dfe5327394c1e09b33ca0525ef25d