矢嶋武弘・Takehiroの部屋

83歳のジジイです。 日一日の命
SNSが歴史をつくる SNSの時代が来た!

SNSの時代がやって来た! テレビの時代は去ったのか?

2024年12月02日 14時17分45秒 | メディア

1) 私のような83歳のジジイがSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を語る資格はないが、あえて話しをしていこう。元テレビ局員の話しだ。

さて、先月の兵庫県知事選挙は、失職した斎藤元彦氏の再選で終わったが、その後、選挙の「広報活動」の在り方などが問題になっている。これが公職選挙法に違反しているのではと議論を呼んだが、そういうことは選挙の専門家に任せておこう。ここでは、あくまでも「SNS」について話していきたい。
冒頭に述べたように、私のようなジジイがSNSについて語るのは変だが、それを無視して話しを進めていく。 まず、SNSのお陰で知事選の“投票率”が大幅に上がった。これは明らかなことだ。特に、若者の投票が増えたという。
今回の知事選では7人も立候補したので、投票率が上がることは予想されたが、前回の選挙よりもなんと15%近くも増えた。これは民主主義にとって大変 良いことである。
はっきり言おう。 これまでは、当局や選挙管理委員会、テレビや新聞などのマスコミが投票を呼びかけても、投票率はほとんど伸びなかった。むしろ下がったりしたこともある。それが実態だ。 ところが、ここにSNSが加わったら、投票率が大幅に増えたのだ!
もちろん注目された知事選だったが、これは実に有意義なことである。SNSが選挙に大いに貢献したと言ってよい。

2) 次に、問題になったPR会社の社長・折田楓さんは、ユーチュブ(YouTube)などに嫌というほど映像が出ている。もちろん実像だ。 ところが、テレビでは実名を伏せた上に、顔に“ぼかし”を入れモザイク加工をしていた。
これは個人の人権やプライバシーを守るためだろうが、なにか悪いことをした人、怪しい人といった印象を与えたのではないか。
SNSがない時代にはこれは当然だろうが、今や映像が溢れかえっているのだ。テレビ局自体も防犯カメラ、監視カメラ、ドライブレコーダーなどの映像をどんどん流しているではないか。それを考えると、なにかテレビ局自体が“時代遅れ”になった感じがするのだ。
もちろん、モザイク加工をしなかったために、当事者とトラブルになったり、あるいは映像が拡散して炎上するのは好ましくない。これは元テレビ局員だったジジイ(私)にもよく分かることだ。
しかし、あれほど知事選の公選法違反疑惑の話しを取り上げながら、当事者の顔に“ぼかし”を入れるとは、なにか疑問を感じる。いつも“抜け道”を考えながら、放送している感じがしてならない。もっと正々堂々と、真面目にやれないのか。

3) こうした意見には反論も多いかもしれない。テレビ局には放送法など「規制」があるのも事実だ。一方、SNSは新しい“メディア”だからまだ規制が少ないのかもしれない。
しかし、映像の世界は大きく変わってきた。誰でも、スマホを持って映像を撮れる時代になったのだ。 ところが、テレビ局自体がなにか映像に過敏になって、当たり障りのない道を模索しているような感じがする。
SNSの登場で、時代は大きく変わった。選挙の投票率にも大きく貢献したし、好き嫌いは別にして、真実の映像を“ぼかし”なしでどんどん見せてくれるのだ(中にはフェイク映像もあるようだが)。
これに対して、テレビは及び腰で、防犯カメラに写る窃盗犯にも“ぼかし”を入れたりする。果たして、これで良いのだろうか。窃盗犯の実像を出せば、心当たりのある人はすぐに警察に連絡して、犯人逮捕に役立つのではないか。
ほかにも言いたいことは数々あるが、放送法の在り方、改正などを真面目に議論すべきだろう。このままでは、テレビはますます魅力を失い、映像の世界はSNSが完全に支配するようになるのではないか。 
以上、元テレビ局員の83歳のジジイが、一言述べたまでだ。最後まで、読んでくれてありがとう! (2024年12月1日)


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