<私のヤフー・マイブログが全面削除されてから、ちょうど満1年になる。あの時の衝撃が忘れられないが、多くの人に励まされ助けられた。そのことも忘れられない。お世話になった方々に感謝の意を込めて、以下の文を再録しておこう。 2013年2月23日>
私はいまgooのブログを使っているが、実は2月23日にヤフー(Yahoo!)のマイブログを「全面削除」されたのでこちらに移ってきたのである。ヤフーのブログを全面削除されたのは、私の記事が音楽著作権を侵害したという理由からだ。
この件について、Yahoo!ブログカスタマーサービスより以下のようなメールが届いたので紹介しておきたい。
「Yahoo!ブログカスタマーサービス竹光です。
お問い合わせの「『マイブログ』のページが表示されない」件について、ご案内いたします。
お客様のブログにつきまして、以下のとおり通知を受け、弊社で
コミュニティーサービスガイドラインに照らし確認を行い、削除措置を行いました。
[通知者]
一般社団法人日本音楽著作権協会
調査部部長 ?野 勝彦
電話番号 03-3481-2119(担当 松本、林)
[侵害されたとする権利]
著作権法第21条の複製権及び第23条の公衆送信権(送信可能化権を含む)
[該当URL]
http://blogs.yahoo.co.jp/yajimatakehiro2007/
◇コミュニティーサービスガイドライン
http://docs.yahoo.co.jp/docs/info/terms/chapter1.html#cf3rd
なお、音楽に関わる著作権の詳細は、以下のページでご確認いただけます。
◇FAQ(一般社団法人日本音楽著作権協会)
https://secure.okbiz.okwave.jp/jasrac/EokpControl?&event=TE0008
お問い合わせの「削除措置となった『マイブログ』のデータ」について、ご案内いたします。
ガイドライン違反により削除措置になった「マイブログ」につきましては、
お客様が投稿された記事や画像などすべてのデータが削除対象となります。
すでに削除されたデータ(記事や画像など)は、復元することができません。お客様のご要望に沿えず申し訳ございませんが、何卒ご了承くださいますようお願いいたします。」
このようなメールが届いたが、私は全く納得がいかない。たしかに私はブログの記事に音楽画像を貼り付けたり、歌詞をわざわざ引用するなど、著作権を侵害したことは間違いない。日頃、著作権に不勉強だったことは認める。
ただし、音楽記事だけでなく、他の記事も全て削除されたことに強い憤りを覚える。しかも、何の予告や事前通告もなく一方的に削除されたのだ。そこで、ヤフーの「利用規約」を初めて丹念に読んだが、これらの処置は当然だとなっている。これも参考までに以下に載せておきたい。
◇Yahoo! JAPAN利用規約⇒http://docs.yahoo.co.jp/docs/info/terms/
これを読めば、ヤフー側としては当然の処置をしたということだろう。「利用規約」に同意した上でのブログの使用だから、何の文句があるのかといった趣旨である。
しかし、これによって、私は2000を超える他の記事も全て削除された。大変なショックである。目の前が真っ暗になり、頭の中が真っ白になった。2~3日は茫然自失の状態になったのである。
そこで急きょ、gooのブログを立ち上げたわけだが、今度は最初からその「利用規約」を丹念に読んだ。すると、gooの利用規約では第16条2項に「当社は、本サービスを、最低10日間の予告期間をおいて停止又は廃止することができます」となっている。(参照・gooの利用規約⇒http://blog.goo.ne.jp/info/rules.html)
つまり、gooはヤフーと違って、最低10日間の予告、事前通告の期間を設けているのだ。これは大きな違いである。削除されることが分かっていれば、10日間に自分の記事を別の所にコピーするなど、バックアップが十分に可能なのだ。これが社会常識、良識と言うものだろう。 また、gooは会員(利用者)の著作権を基本的に認めた上、会員に広告の表示・非表示を選択する機能を提供するなど、ヤフーよりは利用者の立場をはるかに考慮している。
ところが、ヤフーの場合は何の予告も無しに突然(2月23日午後5時半頃)、全ての記事を削除したのだ! いかに利用規約でそれが可能だとはいえ、あまりに酷い仕打ちではないか。良識的なgooに比べると、極めて野蛮な“暴挙”と言わざるをえない。 幸い、私は記事の6~7割を別の場所にコピーしておいたが、残りは完全に消えてしまった。ヤフーの利用規約には、わざわざ「バックアップの義務を負わない」とまで書いてあるのだ(第1章の10)。
この件について、私は先日 埼玉県戸田市で某弁護士と会い、損害賠償の訴訟が可能かどうかいろいろ相談した。弁護士は「訴えても勝ち目はない」と言う。たしかに、ヤフーの利用規約に“同意”しているのだから、全面削除されても仕方がないのだ。ただし、弁護士は事前通告がなかったことを問題視していた。
「勝ち目がない」のなら訴えても仕方がないが、この話は別に考えるとして、ヤフーの利用規約はあまりにも一方的で、利用者の権利や立場を無視しているのではないか。利用者の人権、著作権というものが全くない。
音楽著作権が大切なのは分かっている。私は音楽が好きなので、多くの人に推奨したり知ってもらおうと思うあまり、ついその著作権を侵害してしまった。それは悪かったが、もう音楽の記事を書く気にはならない。
日本音楽著作権協会(JASRAC)にもいろいろ問題があるようだが、ここではその話は止めよう。問題はヤフーである。今後のインターネット社会のあり方を考える時、このままで良いとは到底思えない。ヤフーを訴えるかどうかはよく考えるとして(訴訟有効期間は3年)、野蛮な暴挙を可能にする「利用規約」は絶対に許せないと思っている。これまでに、どれほど多くの利用者が“泣き寝入り”しただろうか。 公明正大なネット社会確立のためにも、ヤフーの暴挙に断固抗議する。 ヤフーは謝罪せよ!
多くの人に、被害者の気持が分かってもらえれば幸いです。宜しくお願いいたします。
私もyahoo削除にはビックリしましたが、私は別の意図があるのではないかと疑っています。
矢嶋さんの場合、本名と以前の勤務先が分かることで矢嶋さんの記事は信憑性が高い。
そのことでブロガー仲間にも信頼されている。
このことが削除したい側にとって目の上のタンコブに写る。
そういうことで、yahooに削除依頼をしたのではないか。そのように感じています。
本音は音楽の著作権では無い。
そんなことは事前に通告すればその部分を削除するか、追加で作詞・作曲者の名前を入れられるわけですから、問題にはならないはず。
つまり、そのことを理由に削除させたい記事そのものを消すにはどうするか。
全ての記事を削除するのが簡単だし、問題とする記事で論争する手間も省ける。
私はある方の情報が利用されているのではないかと疑っていますが、的外れかも知れません。
結論は、あの政党の不動産記事を取り上げた。
このことだと思っています。
他の方も別の記事でその政党の不動産問題のテレビニュースをYou Tubeで入れてありますが、音声が出ません。
あの政党もあらゆるところに党員がおり、中央の指示があれば、忠実に動くでしょうから。
そう思っています。
音楽著作権だけではないかもしれませんね。人間がやることですから。
ただ、JASRAC(日本音楽著作権協会)から通知があれば、ある意味「機械的」にヤフーもやっていると思います。そうでないと、膨大な数をさばき切れないでしょう。
疑えば切りがないですが、JASRACやヤフーへ意図的に通報した者がいるかもしれません。それは仕方がないことです。
もう音楽記事は書きませんので、逆に他の記事は思う存分書くつもりです。どの政党だろうと関係ありません。gooの方が住み心地が良いようです。
どうもご心配をおかけしました。
「削除されました・・・」え?
それでもネットで“矢嶋武弘”(失礼)で、検索しましたら、ここに
たどり着きました。
新しいこのブログも、登録させて頂きましたので、又ちょくちょくお邪魔したいです。
では又・・・
そういうことで、ヤフーブログを全面削除されました。余りにも一方的だと憤慨しましたが、やむを得ません。
仕方なくこちらに移りましたが、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
http://digimaga.net/2008/04/jasrac-is-doubt-of-the-violation-of-antitrust-law
ここで、Jascatが独占禁止で立ち入りあったと放送されたます。その他、ツイッターで岩手県知事が歌詞つぶやいたら、ツイッタ社が支払い請求されたとか、話題になっているようです。矢嶋さんの場合も、ヤフーに請求あったのですか、と思ったりします。
ヤフーも酷いですが、JASRACはもっと酷いようですね。今後も大いに追及したいと思います。
良い記事の紹介、ありがとうございました。よく読んでみます。
仄聞するところでは、ヤフーとJASRACの間でいま色々な調整が行なわれているようです。良い方向に進むことを期待しています。
それにしても、岩手県知事のケースは酷すぎますね!(笑)