毎日が山のこと

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大展望の秩父破風山へ(2025年2月1日)

2025-02-04 08:18:20 | 奥武蔵・秩父の山

2月1日、秩父の皆野町にある破風山(はっぷさん)に出かけた。

この日は、箱根の金時山に行く予定だった。

でも神奈川方面は、この日は曇りの予報。富士山が見えない金時山ではつまらない。

前日にあれこれ調べて、ここに決めたのだ。

 

8時に出発。でも土曜日とあって関越道が渋滞し、目的地に着いたのは10時半をはるかにまわってしまった。

 

山麓にある満願の湯の少し奥に町営の駐車場があり、トイレも設置されている。

10時50分、遅い出発。

 

駐車場から林道を山上集落である風戸へと登る。

途中にロウバイが咲いていた。長瀞の宝登山のロウバイもそろそろ見頃だろう。

 

20分ほど歩くと道のわきに大きな岩が。

 

この岩の表面には光沢があるので鏡肌と呼ばれ、その光沢は断層による摩擦でできたと考えられている。

 

そのあたりが風戸地区の最上部だ。

 

こうした山上集落には必ずのように朽ちかけた廃屋がある。

まわりの畑は雑草が伸びて荒れ放題だ。

ここからいよいよ山道へとはいった。

 

山道は、杉林だったり、落葉樹林になったりと変化してなかなか楽しい。

 

落葉樹林になると明るくなり、枝越しに周囲の山が見えて気分がいい。

途中尾根状のところで大渕登山口からの道と合流。

 

出発してちょうど1時間で猿岩に到着。

どこがサルなのかわからないけど、写真に写っていない部分も含めると岩全体ではかなり大きなものだ。

 

その岩の裏側は垂直に切り立った崖になっていた。

 

尾根が広がってきて広場状になってきた。

 

その広場の斜面の上部には大きな東屋がたっていて、女性グループが休憩していた。

頂上は近いので、ここでは休まず通過。

 

山頂近くの稜線は両側が切り立って狭くなってきた。

そのあたりは馬酔木のトンネルになっていた。

 

12時8分、山頂に到着。駐車場から1時間20分だ。

すでに大勢が休んでいた。

 

破風山626.5m。山頂標識の前には三角点もある。

 

正面には秩父盆地とその向こうに秩父の象徴、武甲山。

その左には武川岳と先日登った二子山。

 

こちらは盆地の皆野町方向のながめ。

蓑山やその向こうに大霧山などが見える。

 

こちらは山頂から西を見たもの。

両神山と小鹿野の二子山。

両神山の左手からは、奥秩父の稜線が連なっており、その手前に三峰神社のある尾根や熊倉山などが確認できた。

 

山頂から北をみるとこれは城峰山。

山中の民家は、皆野町の門平や立沢あたりだ。

皆野町営バスで西門平から城峯山に登ったこともある。

皆野町は、住民の足として町営バスを維持している。

となりの吉田町は秩父市と合併したとたんバス路線が大幅に縮小された。

皆町町営バスを応援したい。

 

山頂にいた若い人にたのんで記念撮影。

暖かい日差しと大展望を楽しみながら、のんびり休憩し、40分後に山頂をあとにした。

 

山頂近くにある東屋へとくだる。

 

そこから落ち葉に埋まった広場のようなところを通り、登ってきた道をくだる。

 

下りは快調で、十数分で大渕登山口のルートとの分岐点へ。

 

私が前に一人で来た時には、水潜寺から札立峠をへて山頂へ。

下りはこの大渕への道を使って皆野駅まで歩いた。

 

風戸へと戻ってきた。

 

上の写真の廃屋の下にコンクリートとタイルの五右衛門風呂が放置されていた。

道端だけどコンクリートの基礎もあるのでもともとここに据えてあったように見える。

水はどうやって? 道端で裸になるの? 疑問は尽きない(笑)

 

ここにはヒカゲツツジの群落があるようだ。4月中旬から5月初めころだろう。

 

土蔵についた家紋。竹にすずめとかあるけど、これは竹に麦わら帽子?

 

2時ちょうどに駐車場に戻る。

山頂から1時間10分だった。

帰りには、道の駅みなのによってきのこと里芋を買った。

 

コメント
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