今年これから忙しくなる。時間が取れた時には迷わず山に行くようにしようと思う。
今日は、朝の雑事を終えてから越生の大高取山に出かけた。
さいたま市からは1時間15分ほどで着くので、高尾山についで便利な山だ。
越生駅の西口が少しきれいになっていた。
酒まんじゅうを買おうとこの店によってみたけど、去年の11月から製造を取りやめていた。
飴ならともかく、日持ちのしない酒饅頭ではロスが多くて利益がでないのだろう。
法恩寺という立派な構えの寺の前を通り、大高取山の登山口へとむかう。
山へとむかう広い道には、越生の商工会館や絹会館の建物、生絹稲荷などかつて盛んだったあろう生糸産業の痕跡がみられる。
ここが登山口。駅からあるいてすぐなのがうれしい。
振り返ると越生の町が見下ろせる。舗装の道は、奥にある別の寺や世界無名戦士の墓のある公園へと続いている。
おっと、いきなり階段だ。
でも少しだけで、あとは歩きやすい道が続いている。
途中の道わきに若松が植えられていた。
しめ縄がめぐらされているので、正月の神事のあとなのだろうか。
まさかさしてあるだけ?
最初の小ピーク、高取山。
神社がある。ここまで駅から15分。
最近になって神社の前の木が切られたようで、町がよく見下ろせた。
登り始めてすぐに展望が得られるのはありがたい。
その後も道は歩きやすくてよく整備されている。
ここなら、先週、日の出山に行ったグループでも問題なく歩けそうだ。
いやいや、こちらのほうがずっと楽なはずだ。なにせ最高地点が376mだから。
白岩と呼ばれる石灰岩。かつてはここから神社の石垣につかう石を切り出したらしい。
のみ跡のように見えるけど、こんなに曲がるはずないだろう。
雨による浸食が始まっているのかな。
そのすぐ上のピークには、ころがっている木に「根っ子山」の小さな札が打ち付けられていた。
途中で、無名戦士の墓の公園からの道やツツジで有名な五大堂からの道があわさってきた。
さらにその奥で、幕岩展望台への道がわかれた。
最近は、杉やヒノキの林でも下枝が落とされ日差しが差し込んできて明るい。
一時期は手入れが放棄されて、薄暗くて不気味なほどだったけど。いいことだ。
少し広場のようなところに出た。もうここまでくれば山頂は目の前。
歩き始めはヒノキ林だったけど、上のほうはスギ林だ。
駅から1時間で山頂到着。
ここはやはり軽い足慣らしのコースだ。
仲間をつれてくると「バカにしないでよ」と言われるかも。
でも遅い時間に出かけても山を歩けるのだか便利な山なのだ。
先週に続いて今日もサッポロ一番塩ラーメンをいただく。
今回は、野菜などの具材は持ってこなかった。
切り開きの奥に広がる関東平野。遠くに筑波山が見えていた。
平日だけど、次々に登山者があがってくる。
食事をおえたらさっさと出発。
帰りは桂木観音に寄って行く。まだ梅には時期が早すぎるけど。
桂木観音にむかう尾根には小さなピークが2つある。
そのうちの一つに山名標識が新設されていた。
「桂木山」。なるほど。
桂木観音に到着。
日差しをたっぷりとあびて暖かい。帽子をとると汗でわずかしかない髪の毛がべったり。
何度も来ているが、見晴らしがよくて気持ちのよいところだ。
観音の入り口にあるベンチは、3つともふさがっていたので、鐘つき堂のわきの切り株に腰をおろして小休止。
コーヒーを沸かすのも面倒なので、お菓子をいくつか口に放り込んだだけ。
近くにあったユズを写真に。
毛呂山町にある大きな病院を背景にユズを撮って見た。
ここは、ユズの生産が盛んな土地だ。
日本最古のユズの里と自称しているようだ。
みなさんが休憩している駐車場のベンチのわきからも一枚。
道路わきの農家の入り口にはゆずが置いてあった。
小さなものなら5~6個、大きめのもので3個入って100円。
私は、4個入りを選んだ。
この付近は、山の斜面を利用してユズを栽培している。
道路沿いの木で作業していたが、収穫ではなくて枝打ちをしているらしかった。
舗装の道から再び山道に入って、虚空蔵尊に下る道とオーパークおごせに下る道との分岐にでた。
虚空蔵尊にくだって梅林のひろがる畑の道を越生駅に戻るのもいいのだが、まだ梅には早いのでオーパークおごせへの道をくだる。
施設の建物の入り口にある駐車場に出た。ここからは越生線の武州唐沢駅にむかう。
ほとんどの梅がつぼみも目立たないほどなのに、途中で紅梅が咲いていた。
日当たりのいい場所なので早々と開花したようだ。
白梅も咲き始めている木があった。木にもせっかちやのんびりやの違いがあるんだね。
県道飯能寄居線にでる手前にはなをいっぱいにつけたロウバイが。
満開で、あたりには濃密ないい香りがただよっていた。
気の早い梅は咲いていたが、見ごろはやはり2月中旬過ぎ。
山のふもとなのでそんなに早くはない。
さて、これから帰って家には3時前につきそうだ。
ここは近くて足慣らしにいいので、これからも繰り返し通うようにしたい。
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