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妻と最後に歩いた多峯主山(2024年11月22日)

2024-11-22 16:20:13 | 奥武蔵・秩父の山

6月に先だった妻と最後に歩いた山が多峯主山だ。

ちょうど1年前の11月22日。今日と同じようによく晴れて暖かい日だった。

前からこの日は多峯主山を歩こうと決めていた。

 

妻と一緒の時は東飯能駅から登山口までタクシーを使ったが、今日は飯能駅から街中を歩いてきた。

前回と同じように天覧入りの谷から入った。

 

奥の谷内田の跡を抜け、高麗峠方面に向かう道で尾根へとむかう。

少し前を保育園児のグループが歩いていた。

 

ほんとうに日差しが暖かい。去年より今日の方が暖かいような気がする。

 

山頂へ向かう分岐をすぎて、今回も雨乞池のほうにむかった。

一人だとすたすたと歩いてしまうので山頂までもうわずかだ。

 

雨乞池に落ち葉が浮いている。

 

そのすぐ上にある阿修羅の石碑。妻と来た時に気が付いたものだ。

今日も花が飾られていた。

 

今日も山頂は多くの人が休んでいた。数えてみたら15人ほどはいた。

日差しの中にいると暑くなってベストも脱いでしまった。

ほんとうは山頂に妻の遺灰をまこうかと思っていたが、最後の遺灰なのでまいてしまうと家にはなにも残らなくなるのでやめにした。

 

奥多摩の大岳山や御前山。富士山はちょうど雲がかかって隠れていた。

途中で買った大福を食べ、コーヒーを入れた。

お昼は飯能の街の蕎麦屋で食べるつもりだ。

 

去年と同じコースで下山。このコースは落葉樹と針葉樹が混じり変化があってお気に入りだ。

 

秋の終わりのコウヤボウキ。

 

華やかさはないが晩秋の日差しの中を下っていく。

体力がなくなった妻にはちょうどいいコースだったが、一人で歩くとあっけなさすぎる。

 

まだお昼にも早いので入間川の川辺に行ってみようと適当に歩いていたら、浄水場に出た。

古めかしい建物があった。

そのわきから川に出るとちょうどそこから遊歩道になっていた。

 

遊歩道を飯能河原のほうへと歩いた。

夏は大勢人がいるのだろうが、今はぽつりぽつりとすれちがう程度だ。

 

堰の下の水面に秋の色が映えていた。この堰を渡って街に戻った。

 

店蔵絹甚。蔵造りの古い建物。中が公開されていた。

 

織物協同組合の建物。

この建物の脇の道をぬけて銀座通りの蕎麦屋でお昼をたべて帰宅した。

思い出のコースと思って1年ぶりに来てみたが、一人で歩いてもそれほど思い出すこともないものだ。

またこの山に来るだろうか。山仲間を連れてくることはあるだろうが。

さて、夕飯はなにをつくろうか。


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