坊がつる・法華院から下山～長者原（タデ原湿原）夏の山野草散策

　　　　表題の写真は、長者原（タデ原湿原）に咲く沙羅の花です。
　　　　　　　　　　

前回記事：四面山なる「坊がつる」そして「法華院」あのヤマオダマキは？
続編です。

くじゅうの玄関口長者原へ下山しました。
夏の山野草鑑賞目的で
ゆっくりタデ原湿原を散策してみます。

タデ原湿原から振り返る方向に
噴煙をあげ続ける硫黄山が午後の日差しを浴びて輝いています
　（あの山々の向こう側から下山してきました）　
　↓

　　　タデ原湿原はご覧のように一見緑の草が伸び放題で
　　　どこに「お花が咲いているのだろう」と
　　　思われるかもしれませんが・・・
　　　夏の山野草がいっぱい咲いていますからご安心を

では早速
長者原（タデ原湿原）で夏のお花散策

（1）沙羅（ナツツバキ）
　　7月14日現在一輪だけ咲いていました。
　　表題の写真と同じ花ですが・・・
　　撮り方でずいぶん趣が違うものですね
（表題の写真は右斜め下から撮りました）
　　↓

　　自分はこの沙羅（ナツツバキ）の花を観る度
　　平家物語の冒頭部「・・沙羅双樹の花は・・・」
　　思い出し 文学的なロマンを感じて魅かれるお花です。

（2）ノハナショウブ
　　雨ヶ池でお目にかかれなかったので
　　ここでゆっくり眺めてショウブ（勝負）
　　雨ヶ池はここより350ｍ以上標高が高いので
　　もしかしたらこれから咲くかな？？
　　↓

（3）ハンカイソウ
　　夏を代表するお花で緑の湿原が黄色くなるほどですが
　　今は、まだまだ花数が少ない状況でした
　　↓

（4）ユウスゲ（キスゲ）
　　たくさん咲いていました
　　涼やかな名前が気にいってます
　　↓

（5）クサレダマ
　　随所で黄色い爽やかなお花が目につきます
　　クサレダマとは・・かわいそうな名前ですが
　　漢字では「草連玉」で、良い感じでしょう（＾o＾）
　　↓

（6）ミズチドリ
　　木道から近い位置で見つけられず
　　距離があるため鮮明の画像が撮れません
　　遠方美人ですみません
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（7）カキラン
　　個体数がここ数年でかなり増えたと思います
　　随所で目につきました
　　マクロレンズを持参してなかったのが悔やまれます。
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（8）ヒメユリ
　　木道から距離があって
　　画像が小さく少しトリミングしています
　　一番お目にかかりたかったお花でした＼(＾o＾)／
　　↓

まだまだたくさんの野草類がありますが・・・
ヒメユリや沙羅に満足してここらで切り上げようと思ってましたら
遠来のお客様
岡山県から来られたとても陽気な三人娘さんがちょうど下山して来ました。
再び挨拶をかわし
長者原（タデ原湿原）を後にします。
　↓ だんだん雲が多くなってきました

長者原・タデ原湿原では
これから
夏本番から秋に向かって本格的な野草シーズンを迎えます
ヒゴタイ等も観られるようになりますから
近々また　立ち寄ってみたいと思います。

延岡の山歩人Ｋ