麻生圭子氏の旧ブログを2010年から遡って読んでる。が なんか肩が凝る。気持ち悪くすらなってきて少し寝てまた読んでるのだけど・・なんか京都との向き合い方が必死すぎるのである。作詞の仕事からエッセイストに転向したのって難聴が理由だと思うけど 書くために地元民ですら知らないようなことを調べて書いてるわけ。で 京都の生活も古い町家中心に 戦前の暮らしを手本にしてるようなところがある。まあ それでも好きならいいんだろうけど 書くためにいろんな資料当たって無理やり書いてるようなところがあって 京都ってお重の隅を虫眼鏡で見ながらつついてる感じがあって疲れる。あたしなんか あちこち転々として 都合学生時代を過ごした京都が好き・・それも学生の街京都が好きなんで 古都京都はおまけみたいなもんだが 結構気楽に京都が好きなわけで それに対して神経質なまで古都京都を貫こうとしてるように見える。西陣生まれの入江敦彦氏なんかだと肩の力が抜けてて あたしも西陣に住んでたから あるある・・でさらっと読めるのだが麻生氏はもう緊張してがちがちになって報告してるみたいな感じがしてダメなんだと思う。京都はこうあるべき・・みたいな押し付けがあるので 地元の人から一面しか見ないで京都はこう・・と決めつけで本を出すのが頭にくる・・と言われるのだろう。みんな自分が好きな街ってあると思うのだけど それはなんとなく好き・・ってくらいでいいんじゃないだろうか? まあ麻生氏は食べるために書かなきゃならんから必死なんだろうが その必死さが文面からにじみ出てきて なんかウザい・・ってなる。まーもっともあたしみたいに 百万遍の定食屋のチキンカツがさいこーとか言ってるんじゃ 麻生氏言うところの京の町家暮らしには程遠いんだろうがw 暮らすというのは自然体であるべきで 肩の力を抜いて馴染まないと どんなにいいところに住んでも どんなに行事に参加しても 結局は異邦人のままなんだろうと思う。なんで素直に京都暮らしを楽しめなかったのか あたしにはわかんないのだが・・
麻生圭子氏の旧ブログを見つけた。最終の2010年ごろから遡ってるのだけど どこが京都?という内容。ほぼ東京のネタばかりである。氏が京都を離れたのは2015年らしいから それよりも前 京都生活10年目くらいのブログだが既に腰が引けてる。読んでたら東京にも家があるらしく 結局東京-京都の二拠点生活らしい。それが悪い・・というつもりは無い。拠点は多い方が新しい楽しみが増えるんだし・・しかし京町家で昔ながらの町家暮らしをしてるんだ・・と思ってる読者は多いだろう。蓋を開けてみたら中身が違うじゃないか・・と思うのはあたしだけか
麻生圭子がらみだが・・彼女のブログ 麻生圭子 水辺の家で猫と暮らしています。・・の2016年12月のエントリで非常識を楽しむ家・・てのがある。まあ 別荘暮らしでは定番の薪ストーブの画像が どう?お洒落でしょ?私・・という感じで載せてあるのだけど・・ 見たところたき口から炎が見えるタイプで奥行きはあんまり深くない。つまり暖房メインで・・ではなくて室内で火を焚くというか見せるストーブだ。まあ 石油ストーブよりは熱量はあるだろうけど。他のエントリで広い庭の隣との境界に割った薪を積んで薪壁にしてるのもあるが これはすごいなーと思う。何より積んだ薪の量が半端じゃ無いところに 長さがきっちり揃ってる。これだけの薪を斧で割るのは大変なのだ。どんな材を使ってるか知らないけど 生木ならある程度乾燥させてから薪割斧で薪として燃やしやすいサイズまで割るのだけどこれが重労働なのだ。手元が狂えば地面や薪割台に当たるし まっすぐ振り下ろさないと割れないどころか丸太が明後日の方に飛んでいったり。なので 旦那さん忙しいだろうに・・と思ってた(麻生氏には無理)ら くさび式の機械で割ってるw これなら力もいらんし 時間かけたらいくらでも割れるな・・と。長さが揃ってるのは 割る前の丸太が同じサイズで切られてる・・ってことだ。専門店かルートがあって買ってるのだろう。割ってる(機械で)画像を見ると 広葉樹ぽいので半端なく高い薪だな・・と思う。薪ストーブの薪で一番いいのは良く乾燥させた広葉樹の丸太を割ったもの。広葉樹は火持ちが良くて火力が強い。が 材としては高価なので普段がんがん焚くには無理がある。なので一般的なのは間伐材の杉だ。これは生木なので乾燥させなきゃ割れないし燃えない。丸太のまま乾燥させ割ってまた乾燥させてやっと薪として使える。なんでこんなことを知ってるか?というと あたしも昔山暮らししてて その時の暖房が薪ストーブだったので苦労した経験があるから。うちのはもっと奥行きが深くて火は見えない武骨な代物でひたすら熱量の高い奴だったのでお洒落感はゼロ。標高1200あったので夏はエアコンはいらないけど冬はマイナス15度まで下がる。なんで石油ストーブでは追い付かない。ガスはプロパンだったからこれまた高い。なので調理もできる薪ストーブって重宝した。太めの薪を2,3本入れておけば小一時間は持つ。もっともあたしの場合は そんな高い薪は買えないから トラック一杯5千円で麓の製材所の木っ端を買ってた。製材の時に出るゴミと言えばいいか。それを電動丸鋸かチェーンソーで入る長さに切って 薄いものは鉈で割って ある程度厚いのは斧で割る。まあこれを定期的にやって足場丸太を番線でくくって屋根をつけた薪小屋に積んで乾燥させておかないと 燃料切れで寒さに震えることになるわけだが・・なんで ブログの写真見て いい薪使ってんなー・・とか 小じゃれたストーブだな・・と思うわけだが うーんお金があれば何でもできるのね・・と思ってしまう。湖北なら雪は降るだろうけど 薪ストーブでなくてもエアコンでも石油ストーブでもこたつでも十分なので 見せる薪ストーブね・・と納得した次第。薪ストーブってあったかいんだが ストーブの周りが汚れるので 本気で暖房に使いだすと頻繁に掃除をしないといけないので面倒くさい。だが あのじんわり温まる感じを知ってしまうと やっぱ薪だよなぁ・・と思う。