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仏教の歴史 いかにして世界宗教となったか

2024-04-07 06:18:32 | メンタルヘルス
ジャン=ノエル・ロベール (著), 今枝 由郎 (翻訳)  講談社刊 2023/11初版 192P 1650円
日経の書評で面白そうだな・・と思ったので図書館検索したらあったので借りた本。著者は1949年生まれ。フランス国立東洋言語文化学院日本語学科卒業、パリ第7大学国家文学博士号取得。コレージュ・ド・フランス名誉教授。義真『天台法華宗義集』の研究は日本天台宗の教理についての西洋語による最初の体系的解明として国際的にも高く評価される。また、鳩摩羅什訳『法華経』のフランス語訳、慈円の釈教歌についての研究のほか、日本文化を古今東西の文化史の文脈から捉えることを提唱し、2021年度の第3回人間文化研究機構日本研究国際賞を受賞だそうだが・・
簡単に言ってしまえば 大学の宗教学の授業みたいな・・とでも言うか 仏教がどのようにして広まっていったか・・を時間軸と地域について解説した本なので 面白くないったらない。192Pもあるが 索引20Pくらいは出典元のリストだし 訳者後書きが8P 索引が10Pくらいあるので実質160Pにも満たない。元々小冊子だったらしいので内容的に雑。特に日本に関してはほぼ端折られてる感じが濃い。あたしは40Pくらいで投げたくなったがこれも修行だろうと無理やり読んだが 何も得るものは無かった。
面白かったのは訳者解説で 今枝氏が”結果的に日本における仏教は、理解を伴った信仰というよりは、葬式、お墓参り、彼岸、お盆といった行事、法要としてのみ存在している側面が強い”というところ。日本人にとっての宗教はクリスマスが恋人たちの一夜であるように 何気に隣にあるイベントでいいと思うがどうだろう?
コメント
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