ヤマユリ

　ユリ科ユリ属【ヤマユリ】、山百合

　小さい頃から、庭で強い香気を放ちながら、大きな花をたくさん咲かせている「山百合」を知っていた。
　山に登るようになり、１～２輪しか咲かないみすぼらしいヤマユリを発見したときは、あまりの貧相さにがっかりしながらも、これが普通の本当のヤマユリの姿なんだと妙に納得したものだった。

　　
　　2010.7.23　角田山湯の腰口で

　　
　　1993.7　庭で

ツマトリソウ

　サクラソウ科ツマトリソウ属【ツマトリソウ】、褄取草

　小さくて優しげで・・と言うことで‘妻’取草と想像してしまうが、端っこのツマ（褄、端）のようだ。
　キヌガサソウのミニチュア版のようにも見える。

　サクラソウ科つまり合弁花類とは意外である。一枚ずつの花弁と見えているのは、実は深く裂けた裂片と言うことのようだ。

　　　細め

　　　太め
　　2010.7.18　栂池自然園で

グンナイフウロ

　【グンナイフウロ】フウロソウ科フウロソウ属、郡内風露

　初めて「グンナイフウロ」の名前を見たときに、発想の貧相な私の頭の中に、キング・トーンズの「グンナイ　グンナイ　ベイビー　涙こらえて～～」と刷り込まれてしまった。
　なんと、以後３０年以上疑問を感じつつもそのまま来ている。未だに「楽しい明日を夢見て・・・」である。本日、図鑑を見て山梨県の郡内地方のグンナイだと言うことが分かった。

　花が下向き、毛深い、色合いが地味なせいか、霧が似合う神秘的な草花に見える。

　　

　　
　　2010.7.18　栂池自然園で

シナノキンバイ

　キンポウゲ科キンバイソウ属【シナノキンバイ】、信濃金梅

　高山帯のやや湿った草原に生える多年草で、しばしば群生するいわゆる‘高山植物’の代表選手の一つである。遠目で「ミヤマキンポウゲ」と間違いやすいが、近づくとこっちの方がずっと派手である。

　アップにすると雄しべより短い線形の花弁が見える。大きくて派手なのは花弁ではなく“萼片”だそうである。

　　

　　
　　2010.7.18　栂池自然園で

白馬大雪渓

　栂池自然園の最奥「展望湿原」から大きな雪渓が正面と左奥に２本見えた。上の方がガスっていたが、正面の雪渓が【白馬大雪渓】と思われた。デジカメで撮ってその場で拡大表示したら、登山者が写っていたので間違いないだろう。帰宅してからパソコンで見たら、拡大しなくても１０人ほどの登山者が見えていた。（中央上部に２人、下部に７～８人、一列縦隊で）

　　
　　2010.7.18　栂池自然園「展望湿原」から（400ミリ相当のズームで）