山代日記 ~神楽とか、田舎行事とか~

山口県岩国市錦町に伝わる上沼田神楽を中心としたブログ。
広域組織の山代神楽連絡協議会や農作業、田舎行事なども掲載。

繋ぐ

2019年05月18日 23時47分00秒 | 上沼田神楽
今日、沼田の神楽を支えてきた古老が亡くなった。
大正に生まれ、常に上沼田神楽のことを考え、戦時中も神楽を想い、戦後の神楽休止に心を痛め、昭和52年の神楽復活以降も尽力されるなど、その盛衰を見つめてきた、本当に偉大な人。

夜。
通常は控える神楽練習だが、故人の生き方から、許しを得て、むしろ太鼓の音を響かせた。
来月に「火の神」でデビューする10代コンビが衣装を着ての追込み練習。
故人が人生をかけてバトンを渡した神楽が、更に次世代に繋がれていく姿を見て、少し涙が出た。




上沼田地区女峠の棚田保全活動

2019年05月03日 22時23分00秒 | 沼田のできごと
5月3日、地区の有志、後継者有志が集まり、上沼田地区の女峠の棚田保全活動を実施しました。

それこそ一面に広がる棚田があった沼田地区。石垣を積み、水を引き、出てくる石を砕き、大変な苦労の末に築いた農地だったろう。

そんな農地も高齢化、人口減少の中で、個人での保全は困難になっている。

沼田の棚田の象徴として、集落全体で守ろう、(そしてみんなで飲もう)、という主旨での活動に、15人が集まってくれ、朝8時30分から活動。

トラクターが入らないところもある棚田。耕運機を入れたり、草を刈ったりの作業を分担し、できる範囲での農地保全を展開。

数年作ってないだけで、草が伸びたり太ったりしていて、いずれにしてもすぐには田んぼに戻せない。
今後、こうした活動を続けながら、できれば水を張った姿を戻したいなーと誓ったところです。