早いもので、今年もあと二日。今年の山代神楽連絡協議会の活動を振り返ってみたいと思います。
まず、3月4日の「山代神楽共演大会in岩国」は、「市町村合併から1年。山代地域に伝わる伝統芸能を、これまで観る機会の無かった岩国市中心部で披露することにより、広く存在をPRしよう!」との主旨から開催。場所は岩国市民会館。1月から、ハーモニーみわで2週間に一度の代表者会議を重ね、万端の準備を進めました。
出演団体は、山代神楽7団体に加え、その子ども神楽4団体の合計11団体。山代地域の大人、子どもの神楽全てが揃ったのは、このin岩国が最初となりました♪
当日は、会場に1,000人近い方に来ていただき、大成功!ステージ進行も円滑に進み、アンケート結果からも、大きな失敗はなかったようで、今後の活動の励みとなりました!
9月には、「岩国民俗芸能まつり」に、山代神楽連絡協議会枠として3団体が出演。金山神楽保存会「恵比須」、上沼田神楽保存会「黄泉醜女」、山代白羽神楽保存会「八岐大蛇」が熱演した。
このイベントには、市内の他の民俗芸能団体も参加しており、互いの交流の面でも大きな成果があったように感じる。
そして、12月9日の「第7回 山代神楽共演大会」。錦町の広瀬高校体育館を舞台に、7団体+向峠子ども神楽に加え、美川町から「美川観音太鼓」が初出演。
会場内には、神楽衣裳の展示、そしてそれを着て記念撮影できるコーナーも設置。「観る」だけでなく、「触れる」企画も提供しました。
やましろ商工会に共催をいただき、飲食物全般をお願いしました。今年商工会が開発された「清流錦川地鍋物語(山代地域&岩国の特産を使った大鍋」を中心に、地酒や寿司などで来場者が舌鼓をうってました♪
この効果もあって、来場者は過去最高の約2,000人!行政のお金をかけない民間主体のイベントとしては、これほど大きな集客がある行事はなかなか無いのではないでしょうか。
一方で、会場の寒さや音響、照明などに対する意見もいただいています。集客があったとはいえ、反省すべき点も多くあり、これらを次に活かしていきたいですね。
市町村合併したおかげで、地域間の垣根がなくイベントや交流が行われており、伝承活動の刺激になっていると感じています。しかしながら、他団体の上演を観ると、腕時計をしたまま舞台にあがっていたり、舞いに全力でぶつかっていない団体も一部見られました。互いに指摘しあい、少しずつ改善していけたらいいなーと思います。
今後も、企画好きな人を発掘しながら、しっかりと運営体制を整え、神楽の力で山代地域を盛り上げていきたいと思っています!
長々となりましたが、皆様にとって、来年が更に充実した年でありますように祈念いたします。
よいお年をお迎え下さい♪
山代神楽連絡協議会 事務局 鮎川孝裕