神楽の天敵。それは、秋夜の寒さでも、真夏の暑さでもない。
雨だ。
神社内や会館での公演ならいいけど、屋外のイベントでの神楽となると特に駄目。ご存じのとおり、神楽の衣装は高価。これを濡らすなんてありえん話だ。弊とかも雨でぐちゃぐちゃになり、紙の色があちこちに付くことが予想される。
先日も、貴重な公演を雨で逃した。イベント自体は雨でも開催されてたんで、行って催し物を楽しんできましたが・・・。やっぱり舞いたかった！
一方で、イベント主催者からしても、出演枠がいきなり減るのは困るところ。てるてる坊主で天気が回復するもんなら、山ほど作るんじゃけどねー・・・。
上沼田神楽の練習日は毎週土曜日。沼田以外に住む舞子がほとんどのため、練習に帰りやすい土曜日に設定されたそうな。
次の日が休みというとは、ゆっくりと飲みながら・・・いや、集中して練習できるということ。夜の時間を気にせず、舞い、話し、飲むこの日は至福の時間に感じる。
冬場の１２月～１月は冬眠期間。この間に集中して家族サービスに努めることになる。で、２月や３月からぼちぼち始動。若手が多い上沼田神楽としては、一人ひとりがいかに修得演目を増やすかが重要となる。
この秋に向けて、しっかりと成長しなければ・・・！
錦町上沼田の隣の集落、神明原（しんめいばら）。隣と言っても、上沼田との分岐点にあたる下沼田から車で更に５分程度細い道を進んだ先にある。途中は小さな滝があったり、かつての田であろう（石垣や棚田がうっすらと残る）杉林があったり。
昔々、上沼田神楽は、神明原集落の人と一緒に継承されていたらしい。時代の流れとともに神明原の若者が少なくなり、上沼田のみで継承することになったとか。現在では上沼田ですら人がいないというのに・・・。
この神明原に立派な神社があると聞き、行ってみた。ここの住人は全て集落を離れたと聞いていたけど、帰省している家があったようで、家の片づけやら布団干しやらをされていました。
神社はと言うと、失礼ながら「こんな山奥にまあ」という立派な造り。裏には社殿までこしらえてあり、地域の信仰の厚さが伺えました。
集落の人がいなくなると、いずれこんな神社の守りすらもできなくなるんだろうなー。そんな集落は、数多くあるだろう。うーん。時代の流れとはいえ、何とかならないもんかねー・・・。
岩国市北部に位置する「山代地域」の７神楽団体で組織する「山代神楽連絡協議会」。発足後、２回の共演大会を開催し、順調な滑り出しをみせている。
同じ市内といっても、合併した岩国市は広い。広すぎる。８７３ｋ㎡という、山口県全体の１４％を占め、旧市町村役場を巡るだけでも半日以上かかる広さ。
そんな広さ故に、山代神楽で会議をするだけでも大変だ。３月４日の共演の際は、どこからも中間点である「ハーモニーみわ」で２週間に１回の会議をもった。中間点とはいえ、僕が住む岩国市多田からは約４０分。最北部の向峠からは１時間くらいかかる距離。平日に仕事をもつ人も多く、お疲れの中をよく集まったもんです。
山代だけでもこの広さ。もし「岩国市民俗芸能連合会」でもできようもんなら、往復だけでも日が暮れそうだ。広域で協力して取り組むのはいいことじゃけど、あまりに広すぎると、無駄も生まれるかもしれない。
一方で、今の時代はインターネットがあるおかげでメール等でのやりとりができる利点は大きい。効率的に、なおかつしっかりと顔をあわせながら、土台作りに励む必要があるねー。
神楽事務局のプロバイダはocn。ＮＴＴ関係の一般的なプロバイダなのだが、どうもサービスが悪い。
ホームページは、基本容量１０メガバイト。５メガ増量ごとに500円もかかる追加経費に加え、cgiも使えないという情けなさ。容量が少ないため、画像はとにかく圧縮圧縮で掲載が必要。
新たにブログを使ってみると、これもサービスが悪い。容量は１００メガとそこそこなんじゃけど、ページ内のカレンダーがその月のしか表示せんかったり、カテゴリ内のデータ数を表示せんかったり、何かと見にくい、使いにくい。
はっきり言って解約してもっとサービスのいいプロバイダにしたいんじゃけど、唯一困るのがホームページアドレスが変わってしまうこと。うーん、不便じゃが我慢するしかないんかなー・・・。
