山代日記 ~神楽とか、田舎行事とか~

山口県岩国市錦町に伝わる上沼田神楽を中心としたブログ。
広域組織の山代神楽連絡協議会や農作業、田舎行事なども掲載。

稲、刈れず

2012年09月30日 00時53分00秒 | 沼田のできごと

なぜか週末にやってくる台風。

お陰で、この日予定していた稲刈りは延期。といっても大半は、親父が金曜に急きょ刈ったようだ。

米粒は黄金色に染まり、「早く刈ってください」と頭を垂れている。
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とはいえ、我々は兼業農家。なかなか平日に作業は難しい。来週は我が家の跡継ぎ(息子)の運動会があるし・・・。
残りの稲刈りは半分隠居の親父殿に期待しよう。
せめてもの労働にと、家の周りの草を刈っておいた。が、親父はそれを見て倍刈りよった。

一方、刈り終えた稲は、はぜ干しで太陽をいっぱいに浴びながら乾燥を続けている。雨が降っても、水を吸い上げる根っこはもう付いてない。しっかり乾いてくださいな。


稲刈り

2012年09月23日 07時23分00秒 | 沼田のできごと

長距離移動をこなした大宰府公演から一夜明け、休む間もなく今度は沼田の稲刈り。

まだ全部は刈れないらしく、とりあえず一町(ひとまち。一枚の田んぼ)だけを刈る。

バインダーで一条(一列)ずつ刈り、それをはぜに掛ける。2週間くらい天日干しした後、ハーベスタという機械で稲と米粒を分け、乾燥機にかけた後に脱穀してだいたいの出来上がりという工程。

この「はぜ」。稲をずらーっとかけるので、大変な荷重がかかる。台風が来ても倒れないように、しっかりと据える必要があり、そのために設置者は力いっぱい農杭を地面に打ち込む。

今年は好天が続いた効果もあり、収穫量も多い様子。

1反(1,000㎡)を超える大町(おおまち)を残しており、来週に刈る予定らしい。

途中で雨が降るとコメが濡れるし、田がぬかるんで機械とかが入らないので、稲刈りができない。だでさえ週末しか作業できない兼業農家としては、多忙な秋のスケジュールが狂ってしまう。

と、いうわけで引き続き好天を祈る。

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大宰府天満宮

2012年09月22日 06時59分00秒 | 上沼田神楽

無事、大宰府天満宮での神幸式大祭を終えた。

まずは、11時から本殿前で各団体が清めの舞をご奉納。時間の都合で「5分」という制約。これに収めるため、事前に入念な打ち合わせが重ねられた。
結構便利な上沼田神楽。時間の短縮、延長は融通がききます。本来は清めということで、それも許されないだろうところ、天満宮さんとも協議済みということで、「短縮の舞」を奉納した。

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舞台をステージに移し、12時からは各団体がそれぞれ2演目ずつ上演。折尾神楽と福井神楽という2つの団体とご一緒した。
我らが上沼田神楽は、黄泉醜女と八俣大蛇の2演目をご披露。相変わらずの反省点も数多くあったけど、まぁ、何とか・・・・。

片道250km、3時間半の日帰り旅も大変な苦労だったけど、大宰府天満宮での厳粛な一面、他団体との交流も、終わってみればやっぱりいい経験だったと思う。
お声をかけていただいた企画会社オールゼロの方に感謝ですね。

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太宰府天満宮 御神幸式大祭 ~神々の宴~

2012年09月20日 00時07分00秒 | 上沼田神楽

いよいよ週末に迫った、大宰府天満宮。

 

出発は朝5時30分。4時間弱の車旅となる。

 

11時からは本殿敷地内での清めの舞。12時からはステージに移り、各団体の上演が繰り広げられる。

 

上沼田神楽としては久々の遠方公演とあって、しかもそれが大宰府天満宮とあって、みなさん張り切っている。

 

当日は、福岡の神楽等もご一緒するということで、先週の廿日市神楽と同様、幅広い交流に期待しております。

 

http://www.dazaifutenmangu.or.jp/info/detail/77

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その佐伯神楽の世話役の方が今日来られ、お礼と今後に向けての野望(?)を話された。

 

お客さんの入りこそ今ひとつ伸びなかったが、その多くが熱狂的な神楽識者とかで、大変満足されていたとのこと。

 

そりゃ、うちみたいなマニアックな団体を呼べばお客さんを呼べないのは明白。でも、主催者さんの、安芸十二神祇を始めとする各地区の神楽を見せたい、そして先につなげたいというお考えにより実現した大会。客入りの悪さは承知の上で、それでもこのイベントに想いを込めて企画されたことだろう。

 

損得抜きでの、正に先を見据えた活動の一環だろう。

 

同じ系統の神楽を継承する者として、引き続き交流を図っていこう!との強い志もお聞きし、つくづく感心するばかりだった。いやー、何をするにもこういう熱心な人がいるんだなー。

 

山代神楽も負けないように頑張らないと!


神楽の秋、スタート!

2012年09月17日 22時46分26秒 | 上沼田神楽

上沼田神楽の、「神楽の秋」がスタートした。

16日(日)は、佐伯神楽50周年記念イベント。昨年から依頼を受けていたもので、このブログでも再々ご紹介してきました。
その名のとおり、佐伯神楽保存会さん(連合組織)の結成50周年を記念しての神楽大会で、各地から神楽を集め、幅広い共演大会といった感じの大会。

宮崎は高千穂や備中神楽、広島神楽、石見神楽、神舞などなどの様々な神楽が集い、それだけに、太鼓だけの奏楽の団体もあれば、太鼓と笛が立って奏じる団体など、舞を支える楽士の構成も様々でした。
やはりどの団体もよく練習されていて、普段からの鍛錬が伺えます。

上沼田神楽保存会は「薙刀舞」で出演し、何とか薙刀を落とさずに舞い終えました。
動作ごとに観客からは大きな拍手をいただき、こちらとしてもいいテンションで舞うことができた公演でした。
けど、先輩からは毎回同様「腰が高い!」などのご指摘もいただいており、今後も引き続き鍛錬が必要と思われる。。。。

残念ながら、観客はちょっと少なめ。17日の大会も含め、雨や台風の影響もあったと思うので運営者の方々は多くのご心配をされたと思いますが、上沼田神楽としては、「薙刀舞」という普段は演じることが少ない演目を集中的に練習してきたことは大きな収穫だったので、お招きいただいたことに感謝感謝です。
近しい神楽でもあるので、今後も一緒に協力していきたいですね。

 

続いて、17日(月)は周防大島町は久賀で、「神楽と日本舞踊のつどい」。

2年前、3年前と八俣大蛇を上演して好評をいただいていることから、今回はそれ以外の演目として「黄泉醜女」のリクエスト。

いつもと構成を変えた配役で挑んだ公演でしたが、何とか無事に(?)終えることができました。が、やはり課題は多いもの。これを次に活かし、もっともっと成長していく必要があると感じた公演でした。

でも、地域の方々には喜んでいただき、公演後の鬼着試着会も好評でした。

また次回のご縁を期待しています。

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更に、今週末の22日(土)は福岡県の大宰府天満宮にて、神幸式大祭に出演する予定。

上沼田神楽久しぶりの遠方公演とあって、しかもあの大宰府天満宮とあって、気合も入りまくりです。

ほぼフルメンバーで、頑張ります!