山代日記 ~神楽とか、田舎行事とか~

山口県岩国市錦町に伝わる上沼田神楽を中心としたブログ。
広域組織の山代神楽連絡協議会や農作業、田舎行事なども掲載。

岩国市民俗芸能祭り

2007年06月21日 22時54分03秒 | 岩国民俗芸能まつり

9月1日(土)に、市民会館で岩国市民俗芸能祭りがある。

旧岩国市が毎年開催していたもので、市内の民俗芸能(神楽、踊りなど)の発表の場。岩国市民俗芸能協会(10団体)が中心となって出演されていたとか。

合併によって、全市の団体が出演対象になったらしい。神楽だけで15以上、踊りを含めると20団体を超える数になるんで、さすがに全団体出演は無理。というわけで、民俗芸能協会、山代神楽連絡協議会、その他という分類で合計10団体割り振るみたいです。

地域が少し違うだけでこんなに神楽が違うんだ、というのが実感できる舞台です!こーゆー行事にもっと多くの人が参加してもらい、民俗芸能に興味をもち、伝承の枠に加わってもらいたいもんですね♪

Shimono1 2年前の民俗芸能祭り。


色紙

2007年06月17日 23時31分03秒 | 上沼田神楽

先週の神楽道具屋行きは事情により中止になりました・・・。楽しみにしとったのに!

ところで、神楽に使う道具の中には、紙飾りも含まれる。天蓋(てんがい)、弊、花杖などと呼ばれる物で、団体によってまちまちだが、白、赤、緑などの色紙を用いて作られる。上沼田の場合、全てに両面の色紙を使い、公演前日とかにせっせと作る。神社奉納の場合は新たに作るけど、作る作業がかなり手間なんで、イベントの時は使い古しを結構使う・・・。

この色紙、錦町内の小売店で注文しとったけど、店を閉めてからは取り寄せ先も不明になってしまった。岩国市内を歩いても見つからず、島根県で聞いてみたところ、和紙での両面色紙を作っている業者が販売量の低下で作成を止めてしまい、入手できないとのこと。仕方なく、合成紙っぽい紙を購入した。

けど、最近ある神楽の方とお話したところ、売っている店があり、入手してくれるとの事。合成紙じゃあ振ったときの流れがイマイチだったんで、大変助かりました♪紙業者さんも、この先ずっと作り続けてもらいたいもんです。


神楽道具

2007年06月09日 15時19分45秒 | 雑談

神楽には、衣装のほかにもいろんな小道具が必要。刀だったり、鈴だったり、扇子だったり。この小道具は、それぞれ神聖なものとして取り扱われる。祭りによっては、神楽の前に道具を清めたりということもある。

山口県には神楽(衣装、小道具)店がないんで、島根や広島まで買いに行かんといけん。これ、結構時間がかかるんです。1日仕事になります。

で、明日は「神楽工房こだま」に行ってみる予定。店内の小道具をみながら、色々と発想してみよう♪

今日の中国新聞にも載っとったけど、こだまはこの度移転オープンされたらしい。夜には祝賀神楽も舞われるらしいけど、それまでは残れんなー・・・。とりあえず、楽しんできます♪


ちょっと小話

2007年06月01日 00時39分37秒 | 雑談

書き込む内容が思い浮かばんのんで、上沼田神楽ホームページから記事を抜粋・・・。

 八俣大蛇といえば、神楽好きな人じゃなくても知っているメジャーな演目ですよね。頭が八つ、尾が八つの大蛇を須佐之男命が退治するという物語。最近では、これに従って大蛇を八匹出す神楽団もある。
 しかし、この物語、大昔の川の氾濫を大蛇に例え、それを治めるという物語の比喩という解釈があります。で、その川は別に八本だったわけじゃないんです。

 古代において、「八」という数字は”末広がり”という意味から縁起がいいものであり、また、八百万(やおよろず)の神々という言葉があるように、”とてもたくさんの”という意味もありました。いくつも支流がある川の氾濫を鎮めた、という古代神話だったのでしょう。

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 また、天照大御神が岩戸に隠れたとき、これを誘い出すために用意された八咫鏡(やあたのかがみ)、八坂瓊曲玉(やさかにのまがたま)もそれぞれ、「とても大きな鏡」「とても長い(紐に繋がれた)曲玉」という意味みたいです。

私の私見が混じってる部分もありますんでね。http://www7.ocn.ne.jp/~iwakuni/back-under.htm