未来社会を夢見る山下ゆみのブログ

アラ還真っ只中の暮らしと関心ごとを綴っています。最近の日本、おかしなことが多すぎる!と行動に。

障害があっても普通に暮らすということ

2013-02-04 14:13:40 | 聴覚障害の理解と対応
 昨日の午後は、泉佐野市・熊取町・田尻町自立支援協議会(わ∞ねっと)主催のシンポジウムが泉の森大ホールで開催され、第1部のパネルディスカッション・第2部のトーク&ライブともに観覧しました。

 第1部のパネルディスカッションは内容の濃いもので、大変勉強になりました。障害を持つお子さんを育てておられる保護者の方のお話は身につまされるものでしたし、障害児の養育に関するお仕事をされておられる方からは、受け皿の必要性とそれがまだまだ不足している現実が話され、そういったところにこそ行政の行き届いたサービスが求められているのになぁ、と感じました。
 第2部はSPEEDの今井恵理子さんがやってくるということで、公報にも大きく載っていたし、先日久しぶりに参加した手話サークルの定例会でもチラシをもらいました。NHKの「みんなの手話」を時々見ますが、それに彼女が出演していて、息子さんが聴覚障害であることも聞いていたので、きっと手話のお話が聞けると期待していました。
 息子さん(小学校2年生)の通う聾学校で、かけ算の九九をどうやって教えているか紹介してくれて、「なるほどなぁ。」と思うと同時に、耳から覚えられることがどんなに便利か、あらためて実感しました。

 障害のあるなしにかかわらず、誰もが幸せに暮らす権利。それについて深く考えるとき、憲法の果たす役割はものすごく大きいし、同じ社会に生きる私たちの意識ももっと変わらなければなりません。そのためには情報の共有が欠かせません。障害児・者を取り巻く環境について、まだまだ知らないことが多すぎると感じました。多くの人が関心をもって、アンテナをビンビンはたらかせて情報を得る、またそこから障害のある方の不便さを想像することも、ともに生きる社会をよりよくするのに必要ですね。