きのう3月議会が終わりました。施政方針に対する質問、常任委員会や予算委員会、そして最終日のきのうは議案の採決と議員協議会が行われました。すべての議案・予算案が可決されました。我が党議員団の賛否については、あらためてご報告します。
徹夜に近い状態で仕上げた「予算についての反対討論」はフライングで手を挙げてしまうという大失態(T_T)他にも失敗や言い忘れたこと、もっとこう言えばよかったこと、などなど…、反省も多くなんともスッキリしない後味の悪い議会でした。(すべて言い尽くしてスッキリ!なんていう議会も今までありませんが(^_^;))
特にきのうの議員協議会での「『はだしのゲン』の学校図書室からの回収」についての説明と質問に対する回答は、まったく理屈にあわない無責任なもので、怒り心頭です。教育長と市長の言っていることや態度は、市民の批判や懸念に応えるどころか、自分たちを正当化し、さらに責任を他になすりつけるひどいものです。
彼らの説明によると、ある市民から市長に「『はだしのゲン』に差別的な表現がある。ほっておいてよいのか。」との声が届き、市長が「はだしのゲン」を読んだうえで教育長を通じて、学校からの回収を指示した、とのこと。教育委員会での相談も、各学校の校長先生の判断も飛び越えた、一方的な暴挙です。しかしこのことを指摘された市長は、「これを放置している校長に責任がある。本来校長がやらなければいけないこと。それを代わりにやった。」とまで言うのです。
そして、「『はだしのゲン』は子どもたちに『戦争の悲惨さ、平和の尊さ』を伝える作品で、それを読む機会を子どもたちから奪ってはならない、との指摘には、教育長は「『差別的な』表現だけが問題であり、それを否定していない。」と言いながらも、「すべての図書から同様の表現を探し出すことは不可能」とも認めており、「はだしのゲン」だけを回収した意図があるとしか考えられません。
だいたいこの社会には、子どもにとって有害な情報がどれほどあふれかえっていることでしょう。人を差別し傷つけることばは使ってはいけません。この当たり前のことを、大人が手本を示して様々な場面で子ともたちにわかるように教えていかなければなりません。
その「ことば」をたったひとつの側面から子どもたちの目に触れないようにするだけでは、ほんとうの人権教育とは言えないのではないでしょうか。
議会という公的な場でさえ、日本共産党を差別し偏見でモノを言ってくる千代松市長に、「人権教育」なんて語ってほしくありません。現にきのうも、「『はだしのゲン』は共産党のプロパガンダだという人もいる。」なんて平気で言っていましたからね。
今回のことは、本を学校に返却したからと言って済む問題ではありません。
重要なのは、「ことば狩り」で特定の作品を標的にしてメインテーマである「反戦平和」に対する思想攻撃をしてくる勢力を、市民の正義と良心で打ち破っていかなければならないということです。
徹夜に近い状態で仕上げた「予算についての反対討論」はフライングで手を挙げてしまうという大失態(T_T)他にも失敗や言い忘れたこと、もっとこう言えばよかったこと、などなど…、反省も多くなんともスッキリしない後味の悪い議会でした。(すべて言い尽くしてスッキリ!なんていう議会も今までありませんが(^_^;))
特にきのうの議員協議会での「『はだしのゲン』の学校図書室からの回収」についての説明と質問に対する回答は、まったく理屈にあわない無責任なもので、怒り心頭です。教育長と市長の言っていることや態度は、市民の批判や懸念に応えるどころか、自分たちを正当化し、さらに責任を他になすりつけるひどいものです。
彼らの説明によると、ある市民から市長に「『はだしのゲン』に差別的な表現がある。ほっておいてよいのか。」との声が届き、市長が「はだしのゲン」を読んだうえで教育長を通じて、学校からの回収を指示した、とのこと。教育委員会での相談も、各学校の校長先生の判断も飛び越えた、一方的な暴挙です。しかしこのことを指摘された市長は、「これを放置している校長に責任がある。本来校長がやらなければいけないこと。それを代わりにやった。」とまで言うのです。
そして、「『はだしのゲン』は子どもたちに『戦争の悲惨さ、平和の尊さ』を伝える作品で、それを読む機会を子どもたちから奪ってはならない、との指摘には、教育長は「『差別的な』表現だけが問題であり、それを否定していない。」と言いながらも、「すべての図書から同様の表現を探し出すことは不可能」とも認めており、「はだしのゲン」だけを回収した意図があるとしか考えられません。
だいたいこの社会には、子どもにとって有害な情報がどれほどあふれかえっていることでしょう。人を差別し傷つけることばは使ってはいけません。この当たり前のことを、大人が手本を示して様々な場面で子ともたちにわかるように教えていかなければなりません。
その「ことば」をたったひとつの側面から子どもたちの目に触れないようにするだけでは、ほんとうの人権教育とは言えないのではないでしょうか。
議会という公的な場でさえ、日本共産党を差別し偏見でモノを言ってくる千代松市長に、「人権教育」なんて語ってほしくありません。現にきのうも、「『はだしのゲン』は共産党のプロパガンダだという人もいる。」なんて平気で言っていましたからね。
今回のことは、本を学校に返却したからと言って済む問題ではありません。
重要なのは、「ことば狩り」で特定の作品を標的にしてメインテーマである「反戦平和」に対する思想攻撃をしてくる勢力を、市民の正義と良心で打ち破っていかなければならないということです。