風の雑記帳

平凡でもかけがえのない毎日が過ぎていく。
風景や触れ合い、心の断片を切り貼りして綴ってみる。

オリバー・ツイスト

2006年02月07日 | 映画、DVD、TV

今週末はお泊りで来週は結婚式の御呼ばれがあるので、今日は髪を切りに美容院に行った。
夕方遅くなったついでに、買い物をして映画を観て帰ることにした。

今日観た映画は、オリバー・ツイスト

舞台は19世紀のロンドン。
いつの時代でも、大人の身勝手な欲望の犠牲になり、人生の波に翻弄されていく子ども達の姿には、胸が押しつぶされそうな思いになる。
子どもにとって約束されるべき最低限の衣食住と心の安らぎを失う境遇は不運だと言うしかないが、そんな境遇の中でも健気に生き抜こうとする子ども達とオリバー。
生きるため食べるために、悪の道にも入り込むが、それでも根は純真無垢さを失う事はない。
オリバーは、悪の環境に身を置きながらも”受けた恩は忘れてはならない”事を学び取る。

クライマックスでは、オリバーの気高い魂の叫びに、思わず涙がこぼれる。
辛い毎日の次に待っていたのは、明るい未来と幸せだった。
オリバーが、まっすぐな心を見失わず恩と礼を忘れずに生き続けたからこそ待っていた「幸運」なんだろうな、、、と思う。
とにかく、最後は観ているほうも心がホッとできる終わり方で、ホント良かった。
不運な境遇の子ども達すべてに、明るい未来が約束されていることを願いたい。
コメント
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