風の雑記帳

平凡でもかけがえのない毎日が過ぎていく。
風景や触れ合い、心の断片を切り貼りして綴ってみる。

2006年07月09日 | 呟き、思い、独り言

”目は口ほどにものを言う”ならぬ、”手も口ほどにものを言う”気がする。

手を見れば、年齢が判るとよく言う。
手を見れば、その人の職業、仕事振りもわかる気がする。

私は爪のファションに興味はないし、特別念入りにお手入れをしたりはしないのだけれど、
勤めている関係上、せめて清潔さぐらいは保持しなければと思っている。
だから、田んぼや畑の仕事をするときも、手袋をかけ少なからず気を遣っているつもり。
だが、田んぼの除草の仕事に追われるこの時期、夢中で仕事をしていると手袋などないも同じ。
結果、爪の間に入り込んだ汚れや指先の傷ついた皮膚に入り込んで黒くなった自分の指の
汚さに、少なからずショックを隠せない週末の夜なのである。
人の前に手を出すのがちょっと躊躇われる。

あえて、無農薬に拘ってやっているはずなのに、何を言うか!

そりゃそうだ、少しでも土を相手にしている仕事なれば、細くてしなやかな指な筈はない。
自然と節が太くてささくれ立って、日焼けに傷に汚れと3拍子揃った手となろう。

母の働きつめた手と少しは似てきたかな?
この手で明日はまた、書類書いてキーボード打つ。
それもまた私の仕事、私の手。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする