18きっぷで会いに行く『日本製』第22弾は、福井県鯖江市。
眼鏡フレームの国内生産95%のシェアを超える、眼鏡の産地であり聖地の鯖江市で
1984年創業の、眼鏡フレーム企画デザイン会社「ボストンクラブ」さんを訪ねた。
JR敦賀駅から市電ハピラインふくい線に乗り換え武生駅下車、更に少し歩き、たけふ新駅から
福井鉄道福武線に乗り換え神明駅下車、徒歩5分の所に「ボストンクラブ」さんはあった。
鯖江は昔貧しい村で、元々繊維産業はあったが、当時の村長だった方が冬に家の中でも
出来る軽作業という事で、眼鏡作りを始めたとのこと。
世界3大眼鏡産地と呼ばれる中でも、イタリアはデザインとブランド力、中国は安さ
鯖江は圧倒的に品質の高さで知られており、チタンの加工もあるレベル以上のものは
今でも鯖江でしか作れなく、国内外からアイウェアに関する相談が舞い込むという。
映画「マトリックス」のキアヌ・リーブスがつけていたと同じサングラスも見せて頂いた。
「マトリックス」に関しては、監督からの依頼で全役者用の眼鏡をデザインしたという。
2000年ぐらいまでは右肩上がりで成長したが、それ程の技術力があっても
リーマンショック、円高、震災などの影響もあって現在は全盛期の半分ぐらいになったと。
これからは、まだ鯖江の眼鏡作りの技術を知らない人にも発信して行くプロジェクトを立ち上げ
2018年には、行政との取り組みでその年の市内の新成人全員に鯖江で作った眼鏡を贈呈。
伝統的な高い技術力だけではなく、スマートグラスという眼鏡型ウエアラブ端末の開発も進み
眼鏡部分に着脱可能なデバイスをつけられる構造にし、片目で映像を見られる製品だという。
「ボストンクラブ」さんのビルの側には公園があり自然豊か、メガネ型のベンチもあった。
記念に、フレーム用アセテートという生地で作った「県」のキーホルダーを買ってきた。
恐竜の町福井なので、可愛い恐竜のキーホルダーもゲット、付いてる小さな眼鏡も可愛い。
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