ポジャギアートYangja-pang

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静謐な色★追記あり

2008-03-12 10:16:54 | ARTS2008
過日、あるお方のPCのデスクトップに
素晴らしい色彩が踊っているのを発見!
伺ってみたところ、ニコラ・ド・スタールという画家の作品でした。
なんでも、ポンピドーセンターに展示されているもので
自ら撮影してこられたとか。
ポンピドーは撮影OKなんだそうです。いいなあ…

この画家については全く知らなかったので
何はともあれ資料を…と調べてみましたら
93年に東武美術館で作品展が開催されていたようです。



欧米では数多くのカタログやら書籍やらが出ているようですが
日本語でまとまったものがあれば、そりゃ~有難いので
さっそく注文してしまいました。
それにしてもカネのかかる、もとい、便利な世の中になったものです。

PC上で拝見したのは、白地に鮮やかな緑の重なった絵で、
その鮮やかさが実に静かなのが印象的でした。
フォトギャラリーを見せていただいたら、
やはりポンピドーで撮影されたというカンディンスキーと
ド・スタールの作品が並んでいて、
ふ~ん、共通点あるなあ…と思っていたのですが
2人ともロシア人だったのですね。
もっとも、功成り名遂げたカンディンスキーと異なり
ド・スタールのほうは41歳で自ら死を選んでしまうのですが。

↓コチラは欧米の作品展カタログです。



 ★追記★ 
というわけで、本日そのカタログが届いたのですが
驚いたのはカタログとともに
展覧会のチラシ・チケットの半券、
それに当時の新聞記事が入っていたことです。
ずいぶんいろんな古本屋さんとお付き合いしていますが
このような嬉しい「付録」がついてきたのは初めて!
Totodo(東塔堂)さん、ありがとうございます(*^_^*)



ウングワレー展

2008-03-07 13:15:56 | ARTS2008
昨日、大阪駅から梅田に向かう地下街を歩いていた時、
目に飛び込んできたポスターに、しばし釘付け!
エミリー・ウングワレーという方の作品展
現在、中之島の国立国際美術館で開催中とのこと。
時間もないし、残念だなあと思いつつネットで覗いてみたところ
嬉しいことに、東京の国立新美術館にもやって来るではありませんか!



私メはこの方についてまったく何も知りませんが、
アボリジニの天才女流画家ということです。
でも、そういうコトとは別に、
ポスターを見ただけで「行こう!」と思わせる人なんて
そうそういるもんじゃありません。



プリミティブな力強さに引っ張られたという点では
昨秋のGee's Bendに匹敵するパワー。
気合を入れて観にいこうと思っております。

粟津潔展

2008-01-29 09:22:48 | ARTS2008
金沢21世紀美術館はずっと気になっていた場所で、
一度行ってみたいと思いつつ、まだ果たせないでいるのですが
3月20日まで、粟津潔展を開催していると聞き、
またしても「急性行きたい病」を発症!


▲ 粟津潔《ある女の肖像》1977年

その昔、神宮前に、
「ギャルリー・ワタリ」という可愛い木造のギャラリーがあって、
(ワタリウム美術館の前身ですね)
そこで初めて作品に出合って以来、
ずっと好きだったアーティストです。
私メがこよなく愛していた、
詩の本の店「ぽるとぱろうる」のブックカバー
粟津さんのデザイン。
強烈かつ斬新な色使いと60~70年代の匂いプンプンの作品は、
知らずに目にしている方も多いでしょう。

でもまあ本音のところは、
粟津さんをダシに「春浅い金沢」に行きたいだけなんですが(^_^;)

17世紀モダン

2008-01-19 17:20:44 | ARTS2008
「表装がすごくいいから、見ておいで」と言われていた
「宮廷のみやび──近衛家1000年の至宝」展(東京国立博物館平成館)
なぜか図録だけが手に入ったので、
「じゃあ、ひとつ先見を」と眺めていたら……



こんなすごいデザインを発見!


「小袖裂 白練緯地蔦葉小花幾何学模様」

どうしたらこういうの思いつくかなあと
17世紀の斬新な美意識に茫然(@_@)
おそらく表具にする目的で蒐集されたらしいとのことですが、
これに関しては掛け軸にならなくてよかったあ…という感じです。