私メのささやかなコレクションの1つに、
奇妙な東洋人が描かれた西洋皿があります。
もともと中国や日本からの貴重な輸出品だった磁器。
西洋では「柿右衛門写し」に見られるように、
オリエンタルな図柄を真似た
不思議な雰囲気の磁器が作られていました。
マイセンの絵付師だったヘロルトなども
その代表的な作家ですね。
一歩間違えると悪趣味ともいえる東洋趣味的西洋皿の、
それも人物が描かれているもの。
私メはなぜかそれが大好きで、
骨董市でもほとんどそればかり探しているのですが、
現在ではそういった磁器は非常な高値になっていて
市場にもあまり出てこないし、
出たとしても、とてもじゃないけど手が出ません。
世の中、物好きが多いのね。
でも、19世紀ジャポニズムの影響をうけた
イギリスやフランスの磁器の中には、
時々、私メにも手の届くものがあります。
その一つが上の写真。
1900~20年のハビランドリモージュだそうな。
敷いてあるポジャギは
例によってミョンジュのミカンちゃん。
四角繋ぎのバリエーションを4枚繋げる予定だったのですが、
そのうちの一つが早々と袱紗に化けちまったので
残りは寂しく出番を待っているというわけ。
黒っぽくみえる色は、濃い臙脂または紺です。
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