今日の商店会長 (早稲田商店会相談役 安井潤一郎)

日本でただ一人、商店会の会長現職で衆議院議員になった、早稲田商店会前会長日記。公式ホームページは左下ブックマークから。

党議拘束を外し議員の責任で賛否を

2012-11-20 07:38:42 | 商店会長のコメント

3年10ヶ月の衆議院議員生活で一番興奮し、今でも記憶に残る
審議、採決だったのは「臓器移植法」でした。生命観、宗教観、
精神論に関わる事だから自民党は党議拘束を外し、4本提出
された法案のどれに賛成するかは議員個人の責任にしました。

12歳以下の「脳死」を「亡くなった」と捉えるか「生きている」と考え
るか、全く違う立場の法案に向かいあわされました。

「移植を待っている子がいるんだ!」、「死ぬのを待っているんだ
ろう」という怒声の飛び交う自民党の部会にも大多数の自民党
議員が参加しました。

首相と官房長官、幹事長それぞれが賛成する法案が違いました。
4つの法案それぞれに勉強会が出来、自民党議員全員がその
法案に対する自分の死生観を考えさせられました。

維新の会と太陽の党の連携に「野合だ」という意見が有りますが、
「霞ヶ関による行き過ぎた中央集権打破」という1点だけを目的に
あとの法案は党議拘束を外し、議員に責任を持たせ賛否をゆだ
ねるようにするならば、その方法論は評価します。

どこを切っても同じ顔(考え)ならば議員は数の一つになってしまい
ます。アメリカの国会のように共和党でありながら民主党が与党
の大統領提案の法案に賛成する、クロスボードという党議拘束を
外し議員個人の責任を重要視する方法が重要だと思います。

尚、本日午前11時40分羽田発の飛行機で鹿児島県の奄美大島
に行って来ます。奄美市で開催される独立行政法人中小企業
基盤整備機構さん主催の講演会で「アトム通貨事業」について
お話しさせていただきます。一泊させていただき、明日帰って来ます。

コメント
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