昨日(10月31日)19名の国会議員が参加する予定の
「おおさか維新の会」の結党大会が開催され橋下大阪市長
が会長に、松井大阪府知事が幹事長に就任されました。
11月22日に行われる大阪府知事選、市長選の立候補
者をメディアに載せるために行われた結党大会というのが
新聞の論調のようです。
「いつまでゲーム感覚で大阪を玩具にしてるんだ」という
声は聞きましたが、橋下さんが初めて府知事選挙に出た
時には期待の声が多かった地元中小零細商業者の方
から橋下維新の会を応援するという声は今回聞こえません。
「民主主義には致命的な弱点が二つ有る。一つが多くの
有権者の声を聞くためにポピュリズムに陥りやすい事。
二つ目が多くの人の意見を聞くために決断が遅くなる事、
この二つだ」と前衆議院議長の伊吹先生から教えていた
だきました。
反面、普通選挙による民主主義ですから、多くの人が
自分の意見をまとめ、それを立候補者、政党に届ける
絶好の機会でも有ります。
半年前の選挙で有権者から拒否された案件を何の修正
もせず公約に入れるのならば前回選挙を否定している
事になりますし、それ以上に12月に引退をするまでの
暫定的な会長がこの地域の将来を主体的な立場で決め
て行くというのも分かりにくい。
選挙が行われるその地域に居る人たちは自分の子や
孫の世代に胸を張って今回の選挙結果を伝えられる
ようにしないとなりません。