『モヒカン族の最後』 (モーリス・トゥールヌール/クラレンス・ブラウン監督、1920年)を観た。
英仏双方で大規模な植民地戦争が続いていた1757年のアメリカ。
フランス軍に荷担するヒューロン族のために滅亡寸前に追い込まれたモヒカン族の酋長サーペントは部族存続のためイギリス軍と手を組む。
折からのフランス軍の侵攻を告げるためサーペントは息子アンカスをエドワード砦に走らせる・・・
(allcinemaより)
エドワード砦ではマンロー連隊長の娘コーラや妹アリスたちがダンスなどをして何不自由なく暮らしている。
そこへアンカスが危険を知らせにやって来る。
アンカスを見て、コーラは若き酋長に恋心を抱く。
ウイリアム砦ではマンロー連隊長率いるイギリス軍がフランス軍の攻撃に対して激しい防戦を繰り広げていた。
マンローは、エドワード砦にいるウェッグ将軍に3000人以上の兵員補充を願い出るため、インディアンのマグアを伝令として送る。
参謀たちの会議で兵員補充が決定し、ウイリアム砦に向かって連隊の大移動が始まる。
コーラとアリスも父親と再会するいいチャンスだと一行と共に出発し、途中、森を抜ける近道を知っているマグアに従い別行動をとる。
実はこのマグア、イギリス軍側のインディアンではなく、ある時勝手に雲隠れしてしまう。
コーラらが道に迷っていると、アンカスら3人と出会って誘導してもらうが、そこにマグア一味のインディアンが襲ってくる。
と言うような、一難去ってまた一難のアクション。
特に、ウイリアム砦からのイギリス軍の家族共々の撤退、それを襲うフランス軍側ヒューロン族による大虐殺。
ラスト近くのクライマックス、大絶壁の上でのアンカスとマグアの格闘等。
これが本当に100年前の作品なのか、と唸らずにはおられなかった。
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