交差路 2022-09-09 | 日記・エッセイ 止まれ進めの旗のまま、すすみゆく道をなくした黄昏。街角で見あげた信号機が、もういいからと告げていた。さよならが宿世だから、瞬刻の交差に浅き夢を見る。絶え間ない流れのなかで、其処だけがほんのりと暮れなずむ。