矢ばなの里のある越前大野は重たい湿雪の豪雪地帯
カタクリの里には落ち葉が積もる
冬にはその上に重たい雪が重石となって積もる。
春、雪が融けた後は、
落ち葉は一面アイロンをかけたように地面に押し付けられている。
その落ち葉を突き刺して、カタクリの新芽は出てくる。
時には雪をも突き刺して芽を出す。
そんな力をカタクリは持っているのだ。
春は待っていてくれない。
それをカタクリは知っているのだ。
寒かろうが、雪が残っていろうが、
時期が来たら、芽を出し、葉を広げなければ
一年を過ごせない。
今年は止めておこうなどとは決して思わない
そんな熱い意思を、カタクリを見ていると感じる。
開花情報
矢ばなの里のカタクリ、桜、アジサイ等の開花情報