矢ばなの里のカタクリは人が植えたものではありません。
種を蒔いて増やしたものでもありません。
今年、来られたらカタクリの間隔に注目してください。
適当な間隔をもって生えています。
つかず、離れず、
カタクリの種が落ちたところに生えるものなら
もっと、もっと、かたまって生えるはずです。
カタクリの種はアリさんが運ぶと言われています。
種にはエライオソームという脂肪酸、アミノ酸、糖からなる物質がついています。
これを目当てにアリさんが巣まで運ぶそうです。
我々は最初もっと濃く、密に生えて、一面のお花畑をと考えて、
種を他から採ってきて蒔くことも考えました。
しかし、間隔があまりにも綺麗に生えていることに気づいて
この群生地を守る為には、この間隔を守ることが大切と思うようになりました。
それにしても、つかず、離れずの間隔、測ったぐらいの間隔を持って生えています。
この間隔が、カタクリにとって一番居心地の良い間隔なのでしょう。
まさに自然の不思議です。
皆さんの目で見て確かめてください。
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