子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティくらぶ登別9月「シーズン最後のさわ遊び」

2008年09月06日 23時36分56秒 | いぶり校
◆あの砂防ダムまで、リバートレッキング
9月に入ったので、あたりの風景はずいぶんと秋めいてきました。
でも、あら~。いつもより気温が高い感じです。
おひさまは出ていないですが、川遊びにはもってこいのコンディション。
いつものとおり、ライフジャケットとヘルメットに身を包んで川に出かけました。



いつもは、わりと一か所でずっと遊ぶ「定点型」ですが、
今回はいつもと違って「移動型」です。
川の中をズボズボ歩きながら、ゴールの河原を目指しました。
ぼくたちはそれを「リバートレッキング」と言っています。



でも、ただ歩くだけじゃつまんないので、
思い思いに遊びながらの遡上となりました。
淵でぷかぷか浮いて流れてみたり、削れる石を大きな岩にゴリゴリ擦りつけて、
まるでサイコロのようにま四角に削り込んだりと、
思い思いに体と心をぐんぐん動かしながら、
普通だったら40分ぐらいでたどり着くところを、1時間30分以上かけて進みました。

ゴールには、高さ4メートルほどの滝(砂防ダム)があり、
そこにうえだんながなぜが仁王立ちして待っています。
どうやら、今年もこのダムの上から飛び込む模様。



「○○が▽▽したら、ぼくがとぶ」「おまえがとんだら、おれも飛ぶ」とか、
そんな風景が今年もダムの上で繰り広げられました。夏の風物詩ですね。

さすがに全員は無理でしたが、それでも数人が飛び込みました。
あの、体を滝側に移すあの瞬間が、「壁を超える」瞬間なんですね。
あの滝の上には、目に見えない分厚い壁があるんです…。



霧雨が濃く降りつけた天気ですが、
みんな最後まであちこちの淵や流れの中に身を投じて、存分に遊んでおりました。あぁ、おなかがすいた!

◆全員森トンハウス!
今日は雨が降っているので、残念ながら夜の森遊びは中止となりました。
ざんねん。でも、その分川でたくさん遊び、ゆっくりとごはんを食べました。そ

んな秋の夜長、何をしたらいいのかなぁと思っていたら、
なんとUNOとトランプを持ってきた子がいるではありませんか!
しかも、ふぉれすと鉱山にはあの有名な「ヒグマカルタ」が!!
ということで、全員でカードゲーム大会となりました。

そう、イエティくらぶは、何もしぜん遊びだけしかしてはいけない、
と言っているわけではありません。
子どもたちにとって安心できる仲間と空間ができるのであれば、
自然遊びだけではなくいろんな遊びを通して、心の居場所を作っています。
だから、たまの雨の日ですから、みんなで楽しいゲームを、
しかも、そのあそびはあの「森トンハウス」でやりました。



狭い部屋の中に、子どももスタッフも皆入り、寝袋の上に寝転がりながら、
思い思いのカードゲームに興じます。そうしたら…。

全員、森トンハウスで寝ることとなりました!
寝袋を持ってきていない子は、予備に持っているねおす寝袋を使って寝ます。
狭い部屋ですが、小さな子にとっては大きな素敵なおうち。
しかも、寝袋でいろんな形になりながら、
もぞもぞと寝るのはとても楽しいものです。



いつもより長く川遊びをしました。
そしていつもよりたくさんご飯を食べました(今日の食事当番はなっちゃんです)。
そしていつもよりたくさんみんなとおしゃべりをし、楽しんだので、
心地よい疲れに包まれています。

そんな、なんて言うんでしょう…
子どもも大人も同じ空間にいる「一体感」が生まれた一日でした。