子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

いぶり校12月・穂別 えぞしかキャンプ

2012年12月03日 20時31分03秒 | いぶり校

12月1日(土)

胆振地方もいいお天気です。

いぶり校はエゾシカにせまる2日間を過ごしました。

まず、苫小牧の東に位置する和みの森に寄ってみよう。

エゾシカってどんな足あと?うんちの形は?

さて、見つかるかな?

まず、自分たちのアジトの準備をします。

 

 

えぞしかの痕跡探しへ行ってみよう!

ん?こんなところに柵があるよ。

全国植樹祭で植えられた場所には、食害にあわないように

高い柵で囲まれているんです。

 

 

足跡、うんちを発見!見つけた糞をツンツン。

思ったより固いみたい。

 

みんなそれぞれに鹿の糞を見つけてもらいました。

あっ、ココにも、こっちにも・・・と、実は周りはシカ糞だらけだね。

側にある、きつねの巣を見に行ってみようか。

 

 

あ、いたね。でも、巣の中で死んでいました。

寒かったのかな、それとも病気になったのかな。

みんなで合掌。

 

氷を見つけたら、やってみたくなること。

乗ってみる、割ってみる。おりゃ~!!

戻りながら、薪になる棒を調達です。

 

 

途中、おやつを買って、なぜか縄跳びで遊んだあと、

 

猟師であった石崎さんのお家にお邪魔させていただきました。

お~。玄関には鹿のはく製がかかっています。

写真を見ながら、熊を討ったときの話や鉄砲の話をしてくれました。

みんな興味深々。

獲ったキツネで作ったショール。フサフサで気持ちいいね。

ハンターさんの狩りに対する熱意や役割を教えてもらいました。

石崎さん、ありがとうございました。

 

  

夕食の準備。野菜を切ったり、

うーん・・・油の味しかしないと相談しながら、ドレッシングを作っています。

 

 

只今、おしおき中。ではなくて、食べてシカ肉を当ててもらっています。

最初の肉はなかなか飲み込めないな。こっちが鹿肉かな~。

 

夜ごはんは、鹿肉のプルコギ、大根サラダ、ほうれん草の卵スープ、みかんです。

おいしくいただきました~。

 

 

夜も鹿探し、鹿の頭数調査に出かけますよ~。

ライトセンサスという道具の使い方をてぎょんに教えてもらって、いざ、出発!

 

 

鹿を発見しました!ライトを当てると目が光ります。

何頭いる?オスとメスどっち?

調査の結果、メスが6頭でした。

 

 シカ調査から帰って、おやつ休憩でひと休み。

 やまちゃんとてぎょんのシカクイズが始まりました。

 シカについて少し分かったかな。

 早朝、シカウォッチングは何時に行こうか。

相談した結果、朝6時に起床して出発に決定。明日に備えておやすみなさ~い。

 

12月2日(日)

 

 朝6時。おはようございま~す。なかなか寝袋から出られず・・・

 準備ができて、よし行こうか。その時に、シカ博士ポニョ登場!

 早朝シカウォッチングは、穂別キャンプ場へ行ってみよう。

 

 足跡はあるものの、姿は見えず・・・シカ笛を吹いていたけど、姿は見えずです。

 ひと晩で結構雪が積もりました。

 

これは、遊ぶしかないね。雪合戦、雪積み競争、そのあとは・・・

 

雪の上にただゴロンと寝転んでみました。気持ちいいね。

ほとんど踏まれていない(動物だけ)ところに跡をつけるのってたまらないね。

 

朝ご飯を食べたら、シカの角でモノづくり。

まずは、使いたい部分をノコギリで切り落とします。

シカの角は固い、なかなか切れません。

 

 

切った角をツルツルになるようにひたすら磨いていきます。

みんな根気づよく磨いていました。

ペンダント、ストラップ。他には槍を作っていました。

今度、これで狩りをするのだとか。原始的だ。

最後のまとめで、次にエゾシカキャンプに参加したら、何をやってみたいか

聞いてみると、自分たちで獲って料理をして食べたい!という意見がほとんどでした。

エゾシカについての知識はまだ入り口部分。次までにエゾシカのこと調べておいてね。

今度は捉えたシカを食べてみたいね。

来月のいぶり校は冬キャンプを開催中で月例はお休みです。

2月は、そりすべり、雪合戦などなど、思いっきり雪で遊ぼうね!

また、みんなに会えるのを楽しみにしています。

 

山田 由美子(やまちゃん)