子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティくらぶいぶり校 冬キャンプ【大樹つるつるキャンプ】

2013年01月14日 13時58分37秒 | いぶり校

いぶり校冬キャンプ第2弾!ものすごく寒くなる地域「十勝・大樹町」

つるつるを楽しむ「大樹つるつるキャンプ」が2泊3日で行われました。

 

2013年1月10日(木)晴れ

7:30苫小牧集合。苫小牧もなかなか寒い朝です。大樹町はいったい

どのぐらい寒いのだろう?

ドキドキワクワクを胸に7:51苫小牧発のJRに乗り、乗り継いで帯広へ向かいます。

帯広に到着すると、十勝からの参加者(共催:STEP)と合流です。

そこからは、さらに大樹から迎えに来ていたバスに揺られて12:30。

ようやく大樹町に到着です。

 

 

お昼ごはんを食べて、寒くない服装に着替えていると、現地集合組も集まり、

キャンプのメンバー小学4年生以上の仲間30名が揃いましたよ。

さぁ、3日間で何人の名前を覚えることができるかな。

 

つるつるの場所へ出かける前に、

本日の最低気温を当ててみよう。正解は‐23℃とのこと。

おー。。。よく冷えておりますな。

これから行く湖の氷はどのぐらいの厚さだろう?

水温は何度だろうね。そんなのも確かめにオイカマナイトーへ。

海岸沿いを歩きながら湖を目指します。

こんなに寒いのに海に近づきたくなっちゃうんですね~。

 

 

湖に到着して、ワカサギ釣りの穴あけ道具で氷に穴をあけてみます。

なかなか穴はあきません。交代しながら、ようやく穴があきました。

測ってみると、28cm。これでも厚いと思うのに、まだまだ厚くなるそうです。

水温は?氷の穴のそばで測ったからでしょうか。-1℃でした。

 

みんなでチェックをしたあとは、つるつるリンクづくり、そりすべり、湖たんけん、

地層を調べるなど、冬ならではの湖上の遊びをしていした。

雪でも遊びたい!組は、戻って、かまくらやスノーキャンドルづくり、固まった雪で型抜き

遊びをしていました。

 

日が暮れるまで、ずーっと外で遊んだあとは、晩成温泉に入って温まろう。

お湯につかった瞬間、体にしみわたるね~(大人だけでしょうか)

体ポカポカ、お肌ツルツルです。

大樹に来たならこれはやっておかないとね。

濡れたタオルを振り回すと・・・あっという間にパキパキに凍りました。

 

夜ごはんを食べたら、明日のワカサギ釣りの極意についてお勉強です。

有岡さん(STEPスタッフ)からワカサギ釣り5カ条が伝授されました。

・自分のことは自分でやるべし

・大声でしゃべってはならぬ

・走りまわってはならぬ

・さわいではならぬ

・釣れたときはこっそりよろこびをかみしめるべし

さて、何匹釣れるかな?そして、どのぐらい寒いのかな~。

明日は朝早くから行動開始。しっかり寝ないと!眠れるかな~。

それではおやすみなさ~いzzz

 

2013年1月11日(金)晴れ

5:30起床。外はまだ真っ暗。

さすが、お兄さん、お姉さんたち、準備が早い。

6:00のご飯までにみんな揃っています。

ご飯を食べて、温かい格好をしたら出発!

ワカサギ釣りはもう1つの湖ホロカヤントーへ。

 

出発する頃は日が昇ったばかり。きれいだな~。

毛嵐(けあらし)が見られました。気温が低いと見られる現象です。

現在、気合い充分!足取りも軽やかです。

 

 

穴をあけて、針にエサをつけて、釣り糸を垂らしたら、あとはたまに竿をうごかしてただ待つのみ。

みんな、ちゃんとエサつけたかい?

エサをつけるときは手袋を外さないといけないからね。5本以上ある針に1つしかエサがついていませんよ・・・

さまざまな要因が揃ったのか、今年のワカサギ釣りは・・・惨敗でした。

 

ワカサギ釣りから戻り、温泉に入ってツルツルぽかぽか、お昼ごはんを食べてひと休みしてから、

午後は、みんなでやりたいことを出し合って遊びを決めます。

海へカニ探し、つるつるリンク遊び、雪あそび、雪合戦、そりすべりというキーワード。

海、湖コースと雪あそびコースに分かれて遊び開始!

雪あそびチームは、

 

雪深い森へ出かけ、そりすべりポイント探しへ。

少しそりすべりを楽しんでから、持っていたそりを使ってストラックアウト対決!

白熱していました!

女の子たちは、雪を切り取って雪の家づくり。芸術的ですね~。

カニ探し、つるつる遊びチームは、

海岸を歩くと、昆布やウニの殻、貝殻を発見。カニの殻はあったものの、

お目当てのカニに出会うことはできませんでした。

昨日作ったつるつるリンクは、しっかりと凍ってツルツル状態。

人間カーリングをして盛りあがりました。

 

 

雪あそびチームもつるつるリンクが気になり、行ってみました。

助走をつけて、シューッ。5mは滑ります。

いろんなスタイルで滑ってみたり、人間カーリングで盛りあがりました。

 

夜ごはん前に、温泉の入り口に作ったスノーキャンドルの点灯へ。

今日は幻想的な雰囲気の晩成温泉です♪

 

夜ごはんを食べたら、星空ウォッチングorかまくらで七輪で過ごします。

晴天の夜、そしてよく冷えていますので、ものすごい数の星が瞬いていました。

雪の上に寝転がり、波の音を聞きながら星空を眺めました。

今日は1日中、外で遊んでいたので、みんなグッスリです。

明日最終日には、オイカマナイトー横断へ出発です。

 

2013年1月12日(土)晴れ

今日は昨日よりも早い5:00起床。

ご飯を食べたら、海岸をあるいて日の出を見ながら湖を目指すコースと山側から

スタートする完全横断コースに分かれて、それぞれにオイカマナイトーへ出発です。

 

だんだん辺りが明るくなってきました。まだ太陽は見えず。

止まっていると体が冷えてくるので、進みながら日の出を待ちます。

すでにまつ毛や髪の毛が白くなっています。

 

 

 

水平線に雲があり、太陽が顔を出してくれませんでしたが、

6:58ようやく出てきました。

目標その1は達成!あとは、湖の真ん中を目指します。

果たして、完全横断コースと湖の真ん中で会うことができるかな。

 

湖の真ん中が見えるところまでやってきました。

まだ完全横断コースのみんなの姿が見当たりません。

 

 

エネルギーを蓄えたら、湖に降りるよー。遠くに完全横断コースのみんなが見えるね!

海側は風が冷たかったので、湖の上の方が温かく感じられます。といっても寒いですけどね。

これからは真ん中まで、ひたすら進むのみです。

 

 

ようやく湖の真ん中へ。横断コースのみんなとも無事に合流できました!

お茶を飲んでひと休み・・・みんなたくさん歩いたもんね。

 

湖の真ん中でパシャリ!

そういえば、完全横断コースはまだ半分でした。

残り半分ファイトです!

全員寒さと闘いながら、完全横断コース、海岸コース共に目的を

達成することができました。みんながんばったね!

 

お昼ごはんを食べて、おわりの会をしたら、もう大樹を出発です。

終わりの会では、ワカサギ釣りリベンジという感想がほとんどでした。

来年こそは釣りたて揚げたてのワカサギの唐揚げを味わいたいね~。

 

3日間過ごした仲間とはココでお別れ。イエティっ子は苫小牧へ出発です。

帰りの車の中では、グッスリzzz

帯広からはまた鉄道の旅です。

南千歳着。まもなく苫小牧駅だ。

4分程列車が遅れて、苫小牧駅へ到着。

苫小牧は大樹に比べて、温かいなって感じました。

 

北海道でも場所によって、体感できること、見える風景が違うよね。

寒くても、その場所での魅力や楽しみ方を感じてもらえたかな。

今回、快く送り出していただき本当にありがとうございました。

そして、活動に関わって頂いたスタッフのみなさまサポートありがとうございました。

また、北海道の冬を一緒に満喫しよう!

 

 

いぶり自然学校

山田 由美子(やまちゃん)