子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティくらぶ東川校 夏休み企画「えんがる虫キャンプ!」2日目

2013年07月29日 14時59分13秒 | 東川校

虫キャンプは2日目となりました。

就寝から15分程で全員爆睡となっていた昨夜ですが

朝もまだまだ寝ています。

朝一虫とりの前に

リンゴとチーズの軽い腹ごしらえです。

ここは虫キャンプなので、愛読書は昆虫図鑑となっております。

上海から来ているメンバーも、文字はわからなくても写真はOKです。

 

いい匂いを放っていた仕掛けにも、残念ながら収穫がありませんでした。

ちょっと夜の間に雨が降っていたようです…。

気を取り直して

今度はSL雨宮21号のところへ。

昨日登場してくれていたSLの運転士の小山さんが、朝一においで!

と子どもたちを招待してくれていたんです。

というのも

SLの火入れを体験させてもらえるんだとか!

さっそくやり方を教えてもらって、薪を入れていきます。

 

続いてお隣の郷土資料館へ。

ここでは愉快なマンホールを発見。

SLと昆虫の町・まるせっぷです。

なんと資料館の中庭では、オオイチモンジの飼育をしています。

そのスペシャリストが、また小山さんです。

 

今年のオオイチモンジの飼育は大成功しているそうです。

ずっと飼育を続けている小山さんは

オスとメスが半分ずつの個体と出会ったり

蛍光灯の影響なのか越冬準備を早く始める個体と出会ったり

とたくさんの事例を見てきているんだそうです。

飼育してみたい、そんな思いになったらまたおいで!

と声をかけてくれました。

朝ごはんの後、再び虫とりにでかけようと思っていたら

「いたーーーーーーーーーい」という叫び声が。

なんとミヤマクワガタのメスに挟まれちゃっています。

水をかけると離すはずとクワガタを水攻めに。

なかなか離さないので、最後には水プールにつけていると

ぱっと外れました。

あーよかった。

挟まれたスタッフ、泣いておりました!

といっても指は出血もなくあざもなく…でしたが。

 

さあ!またまた虫とりです。

今度はひろーい空地です。

トノサマバッタが大量です。

爆走してバッタを追いかけまわしています。

こっちではトンボを追っていたり。

静かにタマムシを発見したり。

拠点に戻ったら、見つけた虫の記録をつけます。

捕まえた虫を「よく見る時間」です。

 

おひるごはんは、ザリガニうどん。

というのも

一緒の施設を使っていた団体が、ウチダザリガニの防除活動を行っていたんです。

そこで、おすそ分けのウチダザリガニもランチにいただきました★

午後には再び喜田さんのところへ。

今日は標本のコツを伝授していただきます。

左右の脚や触覚がバシッと対象となるように…

やればやるほどはまってしまいます。

 

そんな作業に熱中している間に、1泊2日のキャンプはおしまいとなりました。

うーーーーん、短すぎた??

もう1日泊まりたいという声が挙がっていました。

 

今回の虫キャンプでは

小さなことかもしれませんが

どこにいけば、お目当ての虫と出会えるのか、体験的に学習することができました。

森で見つけられたテントウムシやクワガタ生き物

原っぱで捕まえたトンボやカラスアゲハ、トノサマバッタ

茂みで発見したタマムシなどなど

多様な環境で、多様な生き物と出会うことができました。

 

こんな虫とりの活動を通して

様々な生き物とのつながりと「生物多様性」への気づきを促すことを目指しました。

 

みんな、これからもきっと虫好きでいてね。

「好き」こそ「学び」の源です。

虫が好きだからこそ

虫とりするからこそ

虫をよくよく観察するからこそ

虫と触れ合うからこそ

虫を通して地球環境について考えられる大人になれるはずだから。

 

また来年も「虫キャンプ」にでかけよう!

 

東川校 めめ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿