2013-0711-man103940
万葉短歌1040 ひさかたの0941
ひさかたの 雨は降りしけ 思ふ子が
やどに今夜は 明かして行かむ 大伴家持
0941 万葉短歌1040 ShuC488 2013-0711-man1040
□ひさかたの あめはふりしけ おもふこが
やどにこよひは あかしてゆかむ
○大伴家持(おほともの やかもち)=題詞原文には、「内舎人(うどねり)大伴宿祢家持」。第403歌参照。
【編者注】題詞読下しは、「安積親王(あさかの みこ)、左少弁(させうべん)藤原八束(ふぢはらの やつかの あそみ)が家にして宴する日に、内舎人大伴宿祢家持が作る歌一首」。
【訓注】ひさかたの(久堅乃)。降りしけ(零敷)。思ふ子が(おもふこが=念子之)。やど(屋戸)。今夜(こよひ)。明かして(あかして=明而)。