万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

万葉短歌1040 ひさかたの0941

2013年07月11日 | 万葉短歌

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万葉短歌1040 ひさかたの0941

ひさかたの 雨は降りしけ 思ふ子が
やどに今夜は 明かして行かむ  大伴家持

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ひさかたの あめはふりしけ おもふこが
  やどにこよひは あかしてゆかむ
大伴家持(おほともの やかもち)=題詞原文には、「内舎人(うどねり)大伴宿祢家持」。第403歌参照。
【編者注】題詞読下しは、「安積親王(あさかの みこ)、左少弁(させうべん)藤原八束(ふぢはらの やつかの あそみ)が家にして宴する日に、内舎人大伴宿祢家持が作る歌一首」。
【訓注】ひさかたの(久堅乃)。降りしけ(零敷)。思ふ子が(おもふこが=念子之)。やど(屋戸)。今夜(こよひ)。明かして(あかして=明而)。