万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1064 潮干れば0960

2013年07月30日 | 万葉短歌

2013-0730-man1064
万葉短歌1064 潮干れば0960

潮干れば 葦辺に騒く 白鶴の
妻呼ぶ声は 宮もとどろに  田辺福麻呂

0960     万葉短歌1064 ShuC523 2013-0730-man1064

しほふれば あしへにさはく しらたづの
  つまよぶこゑは みやもとどろに
田辺福麻呂(たなべの さきまろ)=作者名はない。第1048歌参照。
【編者注】第1062歌(長歌。題詞読下しは、「難波の宮にして作る歌 并せて短歌」)への「反歌二首」の第二首。
【訓注】潮(し塩)。葦辺(あしへ)。騒く(さはく=[(偏)足+(旁)參])。白鶴(しらたづ)。妻(つま)。声(こゑ=音)。とどろ(動響)。