2013-0727-man1060
万葉短歌1060 三香の原0957
三香の原 久邇の都は 荒れにけり
大宮人の うつろひぬれば 田辺福麻呂
0957 万葉短歌1060 ShuC519 2013-0727-man1060
□みかのはら くにのみやこは あれにけり
おほみやひとの うつろひぬれば
○田辺福麻呂(たなべの さきまろ)=作者名はない。第1048歌参照。
【編者注】第1059歌(長歌。題詞読下しは、「春の日に、三香の原の荒墟を悲傷(かな)しびて作る歌 并せて短歌」)への「反歌二首」。その第一首。
【訓注】三香の原(みかのはら=三香原)。久邇の都(くにのみやこ=久邇京)。大宮人(おほみやひと)。うつろひぬれば(遷去礼者)。