万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1041 我がやどの0942

2013年07月12日 | 万葉短歌

2013-0712-man1041
万葉短歌1041 我がやどの0942

我がやどの 君松の木に 降る雪の
行きには行かじ 待ちにし待たむ  ○

0942     万葉短歌1041 ShuC489 2013-0712-man1041

わがやどの きみまつのきに ふるゆきの
  ゆきにはゆかじ まちにしまたむ
=未詳。
【編者注】題詞読下しは、「十六年甲申(きのえさる)[(天平十六年、744年)]の春の正月の五日に、諸卿大夫(まへつきみたち)、安倍虫麻呂朝臣が家に集ひて宴する歌一首」。脚注に「作者、審(つまび)らかにあらず」。安倍虫麻呂(あへの むしまろ)については、第320歌参照。
【訓注】我がやどの(わがやどの=吾屋戸乃)。君松の木(きみまつのき=君松樹)。降る雪の(ふるゆきの=零雪之)。行きには行かじ(ゆきにはゆかじ=行者不去)。待ちにし待たむ(まちにしまたむ=待西将待)。