万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1049 なつきにし0949

2013年07月19日 | 万葉短歌

2013-0719-man1049
万葉短歌1049 なつきにし0949

なつきにし 奈良の都の 荒れゆけば
出で立つごとに 嘆きし増さる  田辺福麻呂

0949     万葉短歌1049 ShuC499 2013-0719-man1049

なつきにし ならのみやこの あれゆけば
  いでたつごとに なげきしまさる
田辺福麻呂(たなべの さきまろ)=第1048歌参照。
【編者注】「寧楽(なら)の故郷を悲しびて作る歌一首 并せて短歌」への「反歌二首」の第二首。
【訓注】なつきにし(名付西)。奈良の都(ならのみやこ=奈良乃京)。荒れゆけば(あれゆけば=荒行者)。出で立つ毎に(いでたつごとに=出立毎尓)。嘆きし増さる(なげきしまさる=嘆思益)。