2013-0724-man1056
万葉短歌1056 娘子らが0954
娘子らが 続麻懸くといふ 鹿背の山
時しゆければ 都となりぬ 田辺福麻呂
0954 万葉短歌1056 ShuC512 2013-0724-man1056
□をとめらが うみをかくといふ かせのやま
ときしゆければ みやことなりぬ
○田辺福麻呂(たなべの さきまろ)=作者名はない。第1048歌参照。
【編者注】第1053歌(長歌。題詞なし)への「反歌五首」の第三首。
【訓注】娘子ら(をとめら=■嬬等[■=(偏)女+(旁)感])。続麻懸く(うみをかく=続麻繋)。鹿背(かせ=鹿脊)。時し(ときし=時之)。都(みやこ=京師)。