2013-0715-man1044
万葉短歌1044 紅に0945
紅に 深く染みにし 心かも
奈良の都に 年の経ぬべき ○
0945 万葉短歌1044 ShuC495 2013-0715-man1044
□くれなゐに ふかくしみにし こころかも
ならのみやこに としのへぬべき
○=未詳。
【編者注】題詞読下しは、「寧楽(なら)の京(みやこ)の荒墟を傷惜(いた)みて作る歌三首」。脚注に「作者審(つまび)らかにあらず」。その第一首。
【訓注】深く染みにし(ふかくしみにし=深染西)。心かも(こころかも=情可母)。奈良の都(ならのみやこ=寧楽乃京師)。年の経ぬべき(としのへぬべき=年之歴去倍吉)。