知足

自然と共に素敵に生きたい

環の家

2011年01月15日 | ECOハウス

神奈川エコハウスさんの自然素材断熱仕様 「環の家」(わのいえ)

とことんまで自然素材に拘りたい、、、そんな想いに答えてくれたのが、断熱材まで自然素材に拘った「環の家」でした。
小さい頃、川崎市中原区に住んでいたことがあるのですが、空気がきたなかった為なのか、小児喘息にかかりとても苦労しました。またアレルギー体質ということもあって、結婚する前に東京で一人暮らしをしていた頃は、賃貸マンションがいわゆるシックスハウスで全身に発疹が出たこともあります。そんな苦労をしてきたこともあって、自分で家を建てるなら、シックスハウスの心配のない自然素材に拘りたいと思い続けていました。

今回、神奈川エコハウスさんから提案を頂いた「環の家」は、断熱材に羊毛を使い、また外張り断熱は杉皮を使ったフォレストボードという断熱材を使うもので、とことんまで自然素材を使い、将来100年先か200年先に家が取り壊される時が来ても、自然に帰る素材を使うもので、私の希望にまさにかなうものでした。

◎杉皮断熱ボード(フォレストボード)
今まで償却処分されていた杉の樹皮が主原料の断熱材、その他の素材も自然素材にこだわり、バージンパルプとボード形成に必要な接着剤には、コーンスターチを使用。生産時の環境負荷も少なく、調湿性に優れ、化学物質による影響もなく、廃棄時にも土に還る、とても優れた断熱材です。 詳細は、こちら

 ← 杉皮断熱ボード(フォレストボード)です。構造材の殆どを神奈川県厚木の杉の木で作っている家なので、外張り断熱材も杉皮を使うことで、家丸ごと「杉の木の家」ってことになりますね。

 ←杉皮ボードは、床下の基礎の上にも断熱のために敷いています。実際にコンクリートの上に降りてみると温かさが全然違います。

 

◎羊毛断熱材
羊毛は、調湿性能がとても優れた断熱材で、内部結露にとても有効です。ウールの重量に対し、34%もの水分を保持できます。また、再生産でき、土に還る断熱材です。化学物質を放出せず、逆に吸着する性能もあります。吸音率は約80%で吸音性能にも優れています。詳細は、こちら。 羊毛の特徴としては、その他にも以下のような性質があるそうです。

  • 地球温暖化防止
  • 冬、家の中は暖か。夏は冷気を逃がさない優れた断熱性能
  • 優れた調湿性で内部結露とも無縁
  • シックハウスの原因となるホルムアルデヒドを発散しない
  • 防虫剤は「岩塩」
  • 吸音性に優れている
  • 火がつきにくく、延焼しにくい難燃繊維
  • 雨漏りがしても乾きが早い
  • 400年以上の耐久性

  ←羊毛断熱。よく断熱材に化繊のものを使うことがありますが、化繊の場合には触るとチクチクするらしいですが、こちらはもちろん羊毛なので触ってもチクチクせず、ふかふかでめっちゃ温かいです。

 ←床下にも羊毛断熱が入ります。んん~、暖かそうですね~。

 ←外から見た杉皮断熱ボードと羊毛断熱。

◎白洲そとん壁
ちなみにこの杉皮断熱ボードの外側は、1階が焼き杉の板張りで、2階が白洲そとん壁になります。
白洲そとん壁は、鹿児島湾北部を火口とするカルデラで大噴火の際に出来た火砕流が堆積してできたものだそうです。調湿性、断熱性能に優れた天然素材で、国産というのも魅力の一つですね。ホームページを見ると、すごく長閑な場所で農業の傍らでのんびりとした雰囲気の中で作業をしているのが、また何とも言えずいいですね。白州そとん壁の特徴は、以下のような優れた性能があるそうです。

  • 100%自然素材
  • 超長期メンテナンスフリー
  • 断熱・保温効果
  • 不燃・耐火力
  • 耐凍害・耐酸性雨・耐塩害
  • 生命力に満ちたデザイン性
  • 地球温暖化防止
  • ヒートアイランド防止

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