知足

自然と共に素敵に生きたい

結婚式

2009年04月20日 | 日記

2009年4月19日 明治神宮にて結婚式を挙げてきました。

春の日差しに満ちて新緑が眩しく輝く神宮の森。
親族や友人に囲まれて、本当に幸せいっぱいの式を挙げることができました。

彼女との出会いは1年半前のFoE主催の白神山地ツアーでした。
ブナの原生林が広がる世界自然遺産「白神山地」は、本当に素晴らしいところでした。

青森県と秋田県にうっそうと広がるブナの森、
ナラ、イタヤカエデ、サワグルミなどの広葉樹をまじえるブナの原生林
たっぷり水を蓄えた分厚い腐葉土の森から流れ出す清流、

カッコウ、ウグイスのさえずり、
この森には、ツキノワグマが生息し、ニホンカモシカ、ニホンザル、イヌワシ、クマゲラが暮らしている。
生き物の生命に満ち溢れた大自然を五感で感じ、静かに興奮する自分がいたのを今でもはっきりと覚えています。

そんな素晴らしい大自然の中での彼女との出会いは、本当に運命だったと思います。


そして、明治神宮に広がる鎮守の森。
挙式当日の朝、神宮に足を踏み入れると深くて優しい森の香りを感じ、思わず深呼吸。
いよいよだなぁと背筋を伸ばし、心を落ち着かせる。

シイ、クスノキ、カシなどの照葉樹の大木が広がり、清らかな水が流れ、春の日差しをいっぱいに浴びた木々がいっせいに若葉を開き始めていました。

都会のど真ん中とは到底思えない神宮の森は、明治神宮が出来る前は荒れ地のような景観だったそうです。「森林美学」をドイツで学び、大正時代、各県から献木が集め、日本だけでなく満州や中国からも届いた木を植樹して生まれたのが神宮の森だそうです。
その広さは、東京ドーム15個分。境内には、なんと17万本もの木々が生い茂り、動物たちにとっても貴重なオアシスとなっています。

そんな素晴らしい明治神宮で晴れの舞台を迎えることができたことに、本当に感謝しています。

当日は、本当に沢山の観光客が訪れていて、特に海外からの観光客にとっては、日本古来からの挙式は珍しく、参進の儀や記念撮影の時には、報道陣ならぬ西欧人のフラッシュを浴び、これはこれでなかなか気持ちの良いものだと思いました。

 

「行雲流水」、私が大好きな言葉ですが、流れゆく雲のように、素晴らしい未来を常に描いて、一瞬一瞬を大事にし、感謝の気持ちを忘れず、二人で歩んでいきたいと思います。

これからもよろしくお願いします。