Earth Day Tokyo2008に参加してきました。
今年は、FoE Japanのボランティアスタッフとして参加したのですが、展示内容を考えるところから関わったこともあり、これまでで一番充実した思い出深いものになりました。
「未来も過去も遠くの国も・・・どこかで私とつながっている」
環境問題を他人事ではなくて、もっと身近に感じてもらい、一緒に取り組んでもらう仲間を増やそう!、、というのが、FoE Japanの今年のテーマ。
FoEの活動内容を分かりやすく紹介するために、「紙芝居」「パネルや模造紙の展示」「ポストカード展示販売」「ウデヘ族のフェアトレード品の展示販売」を行うことに決め、事務局スタッフとボランティアとで1ヶ月前ぐらいから準備しました。
また私自身、FoEの活動内容を理解してないとお客さんに説明できないと思ったので、FoEのHome Pageを読んだり、スタッフの人と話をしたりして、FoEの活動内容をいろいろと調べました。そしてFoEのことを知れば知るほど、FoEのすばらしさを実感し、もっともっと関わっていきたいという想いでいっぱいになりました。
当日は、環境問題について真剣な眼差しで接してこられるお客さんと接することで、たくさんの勇気とか希望をもらったような気がします。
- 砂漠緑化に参加したいと、申し込み方法の問い合わがあったり、
- 里山について興味を持たれた方がいたり、
- ドイツスタディーツアーのことを知っていて興味を持っていますというお客様がいたり、
- きちんとリサイクルされている再生紙の見分け方を聞いてこられたお客様がいたり、
どのお客様もとても真剣な目をしていて、そして、お客さん一人ひとりの”想い”が、みんなどこかで繋がっているなぁーと感じました。
「未来も過去も遠くの国も・・・どこかで私とつながっている」ということだと実感しました。
今回のボランティアで知り合えた仲間もホントに素晴らしい方ばかりで、問題意識もすごく高く、みんな一生懸命で、話をしていてすごく刺激になりました。良い仲間と知り合えるのもボランティアの魅力だと思います。
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来週末 4/19-20ですが、代々木公園で「Earth Day TOKYO」が開催されます。
4月はEarth Day月間ということで世界中でいろいろな催しが行われていますが、日本では代々木で行われるイベントが一番大きくて、昨年は来場者が2日間で12万人だったそうです。
地球環境問題や貧困問題などのNGOのブースやオーガニック関連のグッズを売っていたり、ステージでは音楽をやっていたり、一日いても飽きないぐらいのイベントですので、もしよければ行ってみるといろいろな発見があると思います。
ちなみに私は、FoE Japanという国際環境NGOのブースでお手伝いをしています。(土曜の午前中と日曜日)
「地球温暖化」
この言葉をニュースや新聞で見聞きしない日はないですね。すっかり社会に浸透した「地球温暖化」問題。
この「地球温暖化」という現象は、とても沢山の問題を内包しています。
- 石油などの天然資源に依存する物質偏重社会が抱える問題、
- 世界の水需要が増し「水争奪戦が起きる」と危惧されている水資源問題、
- 先進ヵ国の木材需要や食料を支えるために熱帯雨林などで起きている木材の違法伐採問題、
- 木材の伐採による生物多様性の破壊問題、劣悪な環境での労働を強いられている労働者階級問題、
- 空を真っ暗に覆うほどの黄砂が日本にも多大な問題を引き起こしている砂漠化問題、
- 富める国とそれを支える貧しい国という2極化が進んでいる南北格差問題、、、、
上げ始めたら数珠繋がりにどんどん出てくるこれらの問題は、「地球温暖化」と密接に関係し合っています。
「地球温暖化をどう食い止めるか!」
地球温暖化問題は、現代社会に大きく突きつけられています。21世紀に入った現代、この人類に課せられた問題に対して、世界中で意識の高い人を中心におおきなうねりとなって動き始めているのを感じます。
温暖化を食い止めること、そしてもう一つとても大事な課題は、地球温暖化と結びついている上にあげたような「今まさに世界中で発生している種々の問題にどう対処するか!!」我々は、真剣に考えていかなければならないと思います。
「クライメート・ジャスティス」
これは、気候の公平性 という意味で、先進国に暮らす私たちが、化石燃料を大量消費してきたことで引き起こした地球温暖化への責任を果たし、世界中のすべての人々の暮らしと生態系の尊さを重視した取り組みによって、温暖化を解決しようとするコンセプトです。
- 「全ての事柄は、どこかで繋がっている。」ということ、
- 「地球のどこかで起きている現象には、その原因が必ず存在し、その原因は何か一つではなく複数の要因があり、また時間や場所を超越している(因果応報)」ということ、
- 「そして、全ての現象は、変化し続けている、無常である」ということ
これらをきちんと理解し、種々の問題をトータル的に考え、取り組んでいく必要があります。これには、世界中で起きている現象に目を向け、かなりの感性と想像力を持って取り組む必要があると感じています。
桜がまさに満開ですね。
会社からの帰り道に夜空に咲く桜の花を見ているとホント和みますね。
でも先日、兄からメイルがあって、
「実家から駅に行く途中にある立派な桜の木が今年は全く咲いていない」というのです。
「昨年、枝をあまりにも落とされ体調を崩した。あんなに太い幹のある樹幹に対して、あまりにも葉を落とし過ぎてしまい、栄養が全く根へ届かなくなった。 去年、ごっそり枝を落とされたのを見て、いや~な感じがしたのを思い出したよ。これは落としすぎだろって。
どんなに苦しんで死んでいったかを思うと泣けてきました。。。
またひとつの命が失われたってね。
切ったほうも、死なすつもりはなかったはず。
撤去するつもりなら、根元からバッサリいったはず。
駐車場の利用者から葉が車に落ちるからと苦情でもあったのかは知らないけど、死なせてしまうことまで望んでいたのか。。。
もうすこし樹のことを考えていたら、こんなことにはならなかったはず。。。」
実は先日私も神奈川県の瀬谷(大和の隣)に綺麗な桜並木がある(海軍道路)ということで誘われて花見に行って来たのですが、やはりそこも日当たりが悪いからという理由からか枝がかなり落とされ、なんだかいびつな形の桜の木に悲しげな桜の花が咲いているという感じでした。
これも住民からのクレームに対してお役所が、何も考えずに伐採を頼んだ結果だと思います。
生物多様性条約 とか 里山再生 とか 温暖化問題 とか、、、環境問題はいまや世界問題として国を挙げて取り組んでいるものの、自然とは何か、どういう仕組みなのか、といった基本的な知識(生態学とか生物学とか高校生レベルの知識でも充分)が、あまりに欠落していると思います。
少なくとも街づくりを担当しているお役所は、それぐらいの知識は持っておいて欲しいですよねぇ。。。。
お役所だけでなく私達市民ももう少し自然について学ぶべきです。
緑豊かな自然が残る街に住みたいと言っている市民が、その一方で「毛虫はいやだ」、「日当たりが悪くなる、、、」というのでは、何をもって自然なのか、、、緑とは何なのか全く理解していないと思います、、、私達市民も、、余りに身勝手だし、、、無知 ですよね。。。。