知足

自然と共に素敵に生きたい

夏の朝の成層圏

2006年06月28日 | 
夏の朝の成層圏

中央公論社


 遭難して無人島にたった一人でたどり着いた主人公が、生と死に向き合いながら、徐々に生きる力を取り戻し、生きるために何が必要かを必死で追い求め、そして生きることの意味を問いかける。

 南の島の穏やかで澄んだ自然の中で、精霊椰子の木と色鮮やかな色彩を描き、まるで雲の上に浮かぶ成層圏のような美しい自然の中で、人間が根源的な意味として"生きる"とは何なのかを見つめなおし、私たちがあたり前のように享受している文明社会とは何であるかを問いかけている。

 読み終えて、美しき自然の中にいるようなさわやかな気分になれたのと、その奥底で普段の生活とのギャップを感じ、なんだか切なくもなる小説でした。

 


フィジカルバランストレーニング

2006年06月27日 | YOGA

 いつも行っているヨガスタジオの「フィジカルバランストレーニング」というクラスに出てきました。

 フィジカルバランストレーニング??いったいなんだろう??
 HomePageには、↓のように書いてあります。

独特な呼吸法と共にPhysical(肉体)と身体の内部システムのエネルギーを増加させるコンディショニングストレッチエクササイズ。身体の内と外から交互に働きかけ、身体内部のシステムエネルギーを増加させるトレーニングです。
決まった動きを流れに合わせて動くので動きを覚えると効果が更に実感きます」

 ちょっとどきどきしながら参加してみたのですが、最高に楽しかったです。ヨガのアーサナだけではなく、ピラティス、骨盤体操、呼吸法、更にダンスの要素も取り入れたようなトレーニング法で、身体が自然と動いていくようで、しかもリズミカルな動きなので、エアロビのような感じでもあり、すごく楽しかったです。

 インナーマッスルとアウターマッスルをバランスよく鍛えられ、気持ちいい汗もかいて、終わった後は身体が見違えるように軽くなってました。そんな訳で、毎週行くことに決定!!楽しみがまた一つ増えて気分上々な私でした。

 

 


宇宙船とカヌー

2006年06月19日 | 
宇宙船とカヌー
ケネス・ブラウワー著
(筑摩書房)


 一昨年の秋、屋久島を訪れた際に始めてカヤック(カヌー)に乗った。体験ツアーということで、パドルの使い方、カヤックの乗り方など簡単に教わり、波のない川を小旅行した。

 水面ぎりぎりの高さから眺める川は、まさに別世界。きらきら輝く小波を静かに滑るように進むカヌー。屋久島の霊妙な雰囲気をカヌーに乗って肌で感じたあの日を私はこの本を読みながら思い出さずにはいられませんでした。

 世界的な物理学者であるフリーマン・ダイソンによる壮大な宇宙へのロマン。その息子であるジョージ・ダイソンは、バイダルカという素晴らしく美しいカヌーを建造し、カヌーに乗って大自然の中で生活している。実在の父子を描いたこの作品は、科学を夢みて宇宙の不思議を追い求める理論物理学の世界や最先端の科学技術と、ある意味でそれとは対立的な立場とも言えるカヌーでの生活を描いている。

 しかし私は、科学技術や最先端の物理学は、例えば量子力学の世界やビッグバンの瞬間を研究している人たちはある意味で自然界の神妙な仕組みの虜になっていると思うのです。

 宇宙、食べ物、物理学、カヌー、宗教学、エコロジー、海、最先端科学、鯨、つり、、、、その根底に流れているロマンのようなものをこの本を読んで感じました。

 


ビーチでヨガ

2006年06月18日 | YOGA

 昨日は、湘南のビーチでヨガをやってきました。通っている「YOGA STUDIO TOKYO」の先先「やすこさん」の企画で、朝8時から湘南海岸でヨガとウォーキングをするイベントがあったので参加してきました。

 たくさんのサーファーがパドリングして波を待っている海岸で、布を広げて、ハタヨガをスタート。梅雨の中休みだったのかお日様も雲の切れ間から顔を出し、照りつける日差しがなんとも気持ちよく、ヨガを始めるとすぐに身体が火照ってきました。いつものように呼吸に集中しながらアーサナをやっていたのですが、いつもとは別次元のリラックスモードに入って、参加者みんな気持ちいい~~、と感動。

 足裏のつぼを程よく刺激する砂の感触、耳からというより身体全体で感じる波の音。大自然の中で行うヨガは、半端でなく気持ちよいです。

 波の音に集中していると、雑念がなくなり、海と一体となり、隅々の細胞までもが元気になっていくような不思議な感覚を覚えました。

 ヨガの後は、やすこさん直伝でウォーキングのやり方を教わり、茅ヶ崎の海岸から江ノ島まで往復しました。おしゃべりしながらのウォーキングであっという間に江ノ島まで歩けました。久しぶりの江ノ島を散策し、ちょっとお茶をして、また歩いて茅ヶ崎まで戻ったのですが、すごく楽しめました。

 茅ヶ崎のビーチから駅に向かう途中にはやすこさんお勧めの地元の八百屋があって、とっても安く地場のお野菜を売っていたので、枝豆、トマト、ピーマン、チェリー、そして小田原産の梅を買って帰りました。早速夕飯でビールのおつまみに枝豆を茹で、新鮮野菜のサラダをつくって食べたのですが、すごくおいしかったです。

 ビーチでヨガをして、ウォーキングする、、、これ、かなりはまりそうです。

 


梅雨ですね。

2006年06月16日 | YOGA

 じめじめする季節ですね。じとーと汗ばむし、なんだかすっきりしないこの季節。身体が鈍感になるような気がします。

 この時期は、新陳代謝がどうしても鈍くなります。歩いていても汗ばんで肌がべとべとするし、運動してもどうもすっきりしません。湿度が高いために表面的な汗は出るのですが、もっと深いところから汗がなかなか出ないため、身体の毒素がたまり易いみたいです。足がむくんだり、だるさが残ったりしがちですよね。

 なので梅雨時は、水分をなるべく多く取り、いつもよりも運動量を増やして、たくさん汗をかくことが大事だと思います。ヨガもなるべく運動量の多いハード系がこの季節はお勧めです。

 ということで、今日はソフトのクラスに参加したのですが、先生が易しめのアーサナをやっているのをよそに、勝手にポーズをワンランク上げて運動量を増やしてみたら、終わった後かなりすっきりしました。

 


収穫

2006年06月10日 | 日記

 今日は久しぶりに実家の畑仕事を手伝ってきました。

 私の父は、25年以上も家庭菜園をやっていて、25年以上もやっていると家庭菜園というよりは農家って感じですね。いつも新鮮な野菜をたくさんもらっていたのですが、最近は父も歳をとったのか腰痛に悩まされているので、久しぶりに手伝いをすることにしました。

 実家は、神奈川県川崎市なのですが、父が野菜をつくっている畑は、最近ものすごい勢いで開発が続いている新百合ヶ丘駅から車でわずか5分の距離にあります。新百合ヶ丘駅から平尾の方に向かって車を少し走らせ、住宅地の中をいくと忽然と緑の森が姿を現します。
 地元の農家が守り抜いている森。周りを竹林とどんぐりの木で覆われた"森"の中に父が農家の人から借りている畑があります。
 にょきにょきと高いビルが立ち並ぶ新百合ヶ丘の駅前からたったの5分、こんな場所があるとは。。。周囲を深緑色の木々で囲まれているので、畑からは外が見えず、外からは中の畑が見えないので、その空間はタイムスリップしたような感覚を覚える場所、そう、タイムスリップしたのです。20年ぐらい前、私が小さかった頃は、百合ヶ丘周辺は森、林、畑、田んぼといった自然がいっぱいある長閑な場所だったのです。
 この農場だけが、時代の流れから取り残され、そのお陰で、こんなにも素敵な空間が保たれているのはなんだか感慨深いです。

 さて、今回は玉ねぎの収穫をしました。"家庭菜園"なので、一つの野菜をたくさん作るのではなく、普段食べるいろいろな種類の野菜を作っています。といっても、玉ねぎだけでおそらく700個ぐらいはあったと思います。なにせ、親兄弟4世帯分のお野菜を作っていて、しかも玉ねぎやジャガイモは一年分を栽培しているので、その量は半端ではないです。

 玉ねぎ以外にも旬の野菜をたくさん収穫してきました。自分の食べるお野菜を自分の手で摘み取る。これは食べごろだなぁ、これはちょいと大きくなり過ぎかも、うゎーおいしそう、何の料理にしようかなぁ、、、旬の野菜を目の前にし、自分の手で一つ一つ収穫する。手の感触で野菜の味を想像する。野菜と会話し、静かな時の流れを感じることができた素敵な週末でした。

 


フリーマーケット

2006年06月04日 | 環境イベント

 久しぶりにフリーマーケットをやってきました。ほぼ、一年ぶりかな。いつもやっている仲間と、いつもやっている明治公園のフリマに出店してきました。

 朝7時30分に友達の家に集合して1台の車に荷物をまとめ、会場へ。ちょっと曇り空で雨が降りそうな天気だったせいか、いつもよりも出展者が少なく、いつもは入り口近くなのですが、今回は奥の方の場所に案内されました。車を停め、さーて準備するぞーと車を出ると、、、予想通りの展開に。。。

 CDありますか?という男性を筆頭に、ブランド物はある?、バッグとかない?、それ何?、、、、気がつくとダンボールを勝手に開けてあさっているおばさん、、、とにかく品物を並べるところの話ではなく、応対するのがやっと、、、

 いつものことなので、今回は予め値札をつけていたのですが、あまりの殺到振りにやはり混乱状態になり、おそらくかなり安値で売ってしまったものもあったかも。。。店OPEN直後の混乱を狙う"プロ"は、いつものことなのですが、今回の敗北の要因は、出品者全員が車に乗れなかったので電車で移動したためにOPEN時間の混乱時に全員がいなかったことですね。

 天気もなんとかもって、不用になった生活雑貨もかなり処分できて、しかも売り上げもそこそこ出ました。

 15時にはフリマは終了、その後は定番となっているハーゲンダッツを食べ、新宿で夕食を皆で食べて帰宅。フリマはいろいろな人が思い思いに買い物をしていて、なんだかアジアのマーケットみたいで楽しいですね。今度は秋ぐらいにまたやりたいなぁと思ってます。