知足

自然と共に素敵に生きたい

ビオトープ

2005年09月28日 | 環境問題
先週末、ビオトープ管理士の試験を受けてきました。

最近、学校や公園とかでも見かけるようになったビオトープですが、日本では「失われた自然を復元したもの」というイメージがあるようですが、本来の意味は「生物、非生物からつくられる生態系であるまとまりをもった自然空間」のことをいいます。
なので、山、草原、湿地、海岸、、あるいは、田、畑、果樹園、里山といったものまでビオトープには含まれるのですね。

環境保護、特に自然環境の保護をするにしてもしっかりした学問的知識を持って行わないと環境保護をしているつもりが逆に生態系を壊していた、、、なんてことがよくあると思うので、自分も環境保護活動をするならちゃんとした勉強をしないとなぁ、、という思いからビオトープ管理士の資格をとろうと思いました。

ですが、試験は独学でやるにはかなり難しかったです。基礎的な生態学はもちろん、実際にビオトープをつくり自然環境を保護あるいは復元するには、関連する法律の知識が必要ということで環境関連法や都市計画関連法などの勉強、また2次的自然といって人間の手が加わることで豊かな生物多様性が保たれている農村や里山といった自然環境を保護するためには、農村の実態を勉強したり、、、
でも、興味がある分野の勉強なので特に苦に思うことはなかったんですが、あまりに試験範囲が大きかったので、大変でした。

合否は気になるけど、それよりもこの分野の勉強をもっとしっかりやりたいなぁと思ったこと自体が収穫だったように思います。