知足

自然と共に素敵に生きたい

刻み

2010年10月31日 | ECOハウス
いよいよ大工さんの作業が始まったと連絡をもらったので、刻みと言われる作業を見学してきました

大工さんは70歳近いという超ベテランの方で、まさに職人の雰囲気が漂う方でした。
最初は怖い方なのかなぁーっと思ったのですが、話してみるととても気さくな方で、親切にいろいろ教えて頂けて、とても良かったです。



始めて刻みの作業を見たのですが、図面はとてもシンプルなのに、複雑な形状に加工していくのは、まさに職人技だなぁーとしばし感心してしまいました。



これは、2階の支えになるところの材木だよ、、、とか図面と材木を見ながら説明してもらいました。図面には、横軸に「イロハニホヘト」、縦軸に「1,2,3,4、、、」と書いてあって、材木には、ホ-4 というようにつなぎ目がどこに相当するかが書かれていました。棟上げの際にはこの記号を頼りに組み上げるそうです。んんん、、、、凄いですね。



大手のハウスメーカーで建てたら、おそらく大工さんの作業まで見学はできないと思うので、地元の工務店にお願いするメリットはホント大きいと思いますね。
神奈川エコハウス」は、ホント親切な方ばかりで、すごく親身に細かなことまで検討してもらえるのですごくお勧めです


大黒柱

2010年10月31日 | ECOハウス

「神奈川エコハウス」に建築を依頼する際には、こちらの要望・コンセプトをまとめて提示するところからスタートしたのですが、そのコンセプトの中の一つに「勝田家の喜怒哀楽」というのがあります。

勝田家の喜怒哀楽

Ø悲しい時に見上げると癒してくれる天井(木の温もり)

Ø怒った時にあたっても壊れない壁(漆喰)

Ø楽しい時、嬉しい時に転がって喜べる床(木の弾力、やさしさ)

Ø寂しい時、つらい時に寄り添える柱(大黒柱、丸太)

Ø疲れた時、落ち着きたい時にゆっくりできるお風呂(ヒノキ風呂)

Ø家族皆で安らげる居間

Ø家族の会話が弾む食卓


家は家族の土台となるものなので、家族の喜怒哀楽をどっしりと受け止めてくれる家にしたいなぁーと思ってこのコンセプトを書きました。

この「喜怒哀楽」の中の大黒柱、丸太は、家族に安心感を与えるものとして是非お願いしたいと要望を出したところ、それなら大黒柱となる木を選ぶところからしてみては?と提案されました。

という訳で、前回報告した新月切りで切った材木の中から我が家の大黒柱になる木を選んできました



5、6本の中から選んだのですが、妻が一目ぼれしたのは、5、6本の中でも一番ふっとい立派な丸太。んん~、これはすごい
もちろん神奈川県清川村産の材木なので、すごく身近に感じれて、、、何だか夢のような話しですが、これが我が家の大黒柱になるのですね。

そして、選んだ材木の皮を剥くのも自分たちでやってきました。結構簡単にできるのかなぁーっと思って「やらせて欲しい!」と言ってみたのですが、これが結構大変な作業で、丸二日がかりとなってしまいました。でも、自分の家の大黒柱の皮むきを自分たちでできたのは、すごく記念になって良かったです。



外側の皮を剥くのは、結構楽しくて簡単なんですが、その後薄皮を剥くのがすごく根気のいる作業で大変でした。
竹で作ったはけのような道具と台所用品の金たわしを使って綺麗な表面が出てくるまで剥いていくのですが、無言で作業しているとあっという間に時間が経ってしまって、結局1日では終わらず次の週末も来ることになりました。



こうなったら、とことんまでやろう!ということで、かなり綺麗になりました


愛知ターゲット

2010年10月30日 | 環境問題
COP10、無事に名古屋議定書と愛知ターゲットをまとめ上げ、採択されましたね!!
これは歴史的な前進だと思いますね~。
 
私も一昨日COP10会場に行ってきましたが、国際条約の締約国会議の雰囲気は、すごかったですね。
仕事の関係で行ったので、セキュリティエリアに入ることができたのですが、中に入ると、ここは日本なの?、海外に来たみたいな別世界で、なんとも言えない緊張感が漂ってました。
 
途上国と先進国の溝が深いまま最終日までもめていたのでどうなるか心配しましたが、折衷案とはいえ、採択できて、ホントよかったと思いますね。
 
愛知ターゲットを含むほぼすべての予定されていた議案が採択され、生物多様性の保護が国際的に法的拘束力を持ったことは、歴史的にすごく大きなことだと思います。
 
日本が主張した里山イニシアティブも世界に発信され採択されたことは、南山をはじめ日本の里山をどうやって守っていくか、おひざ元の日本に大きく課せられた課題なので、政府が本気で解決を図っていくことになるだろうし、絶滅危惧種の保護は国家的課題として取り組みが強化されることになると思うので、南山のトウキョウサンショウウオの適正な保護を訴えることもこれまで以上に重要になると思いますね。
 
 

新月切り

2010年10月30日 | ECOハウス
【ECOハウスのこだわり : 国産材

ECOハウスでこだわったのは、何といっても木材です。日本はよく森林大国と言われ、国土の8割が森林であり、森林の約40%が針葉樹の単一林で木材にするのを目的に植えられた植林地となっています。しかし、木材受給率は極めて低く、遠い国からわざわざ輸入している木材のそのほとんどは、熱帯雨林やタイガの森など生物多様性が豊かな貴重な森から切り出され、あるいは植林された木材だと言われています。

しかも日本の植林された森は、荒れ果て、悲惨な状態となっていることは、何度も森林ボランティアに参加して、いやというほど感じてきたことなので、家を建てるなら、絶対に国産材で作ると決めていました。

今回お世話になる工務店(神奈川エコハウス)は、神奈川県産の木材を使って建てることに拘っていて、まさに希望通り!!
しかも神奈川県産の木材なので、地産地消 ってことになりますね
よく木の家は、建てた後も呼吸をするので、その気候に合った地元の木を使うのが一番だと言われるので、神奈川県産の木材で建てられるなんて、最高ですね。




今年の5月には、自分たちの家に使うことになる木材の伐採現場にもお邪魔してきました。
厚木駅から車で20分ぐらいのところにある吉岡木材が神奈川エコハウスが取り扱っている製材所になります。そこから車で40分ぐらい行った清川村にある杉の植林地で、今年の2月の新月の時に切って葉がらし乾燥をしている木材を見てきました。



『新月切り』というのは、私も初めて知ったのですが、冬の新月の時期に伐採した木は、腐りづらく、カビもはえにくく、割れも出にくいなどの特徴があると言われていて、新月の木は、冬の下弦の月から新月にいたる1週間程度の期間に伐採され、その場で葉枯らし乾燥を行った木材のことを言うそうです。

『新月の時期は、木の活動が一番少ない時期といわれ、水分も栄養分も少ないと言われていて、このことが、乾燥がよく、腐りにくい性質に、関係するという説もあるようです。』
⇒ 詳しくはこちら

伐採現場では、きこりのお兄さんが誇らしげに新月切りの話しや、森の話しや林業の話しをしてくれました。

新月という宇宙の営みにそって切られた木材。長い年月をかけて育った木を大事に大事に扱う職人の心意気が感じて、何だか感動してしまいました

この木を使って、我が家ができるのかと考えると、とても考え深いことですね。いや~、ホント楽しみです。


夢のECOハウス計画

2010年10月28日 | ECOハウス

昨年結婚し、今年の2月には子どもが生まれ、毎日が新鮮で、ワクワク楽しく、つくづく幸せだなぁーと実感できる毎日を送っています。
そして、実は長年の夢だった?マイホーム計画が今年の始めから動き始めていました。
その名も「ECOハウス計画」

気がついてみれば、環境問題に興味を持って自分なりに行動してきて、もう既に15年ぐらいになります。その間、小さなことでも気になったこと、自分に出来ることを見つけては、チャレンジしてきましたが、自分の普段の生活の中では、なるべく環境に負荷をかけないように心がけてきました。
しかし、賃貸マンション暮らしをしている限り、どうしても限界があるのを随分前から感じていました。
太陽光発電をしよーと思っても、、、ペレットストーブを入れたいなぁーっと思っても、、、庭で小さな畑を作りたいと思っても、、、やはり賃貸では限界がある。
そんなじれったい気持ちもあって、また妻からも戸建に住みたいという希望もあって、年初から土地探しをしていました。

そしてもう一つ、マイホーム計画を後押ししてくれたのは、FoE東京メンバーであり、友達であるAさんが神奈川エコハウスという工務店に就職が決まり、環境に配慮した家の話しをいろいろと教えてくれて、あぁーもしかしたら自分でも希望の家を建てられるかもなぁーっと思えたことが大きかったです。

そんな訳で、来週からいよいよ着工するにあたり、”こだわりのECOハウス”について、いろいろと紹介していこうと思います。