百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

秋の空?!

2007-08-02 22:48:25 | Weblog
8月に入ったかと思ったら、空は秋色!?あちゃーッて感じですねぇ。台風5号にはなんとかあまり被害を及ぼさないで、通り過ぎてほしいものです!

ニゴロブナ

2007-08-02 22:18:30 | 農業
先日NHKのプロフェッショナルで合鴨農法の古野さんが紹介されたが、抑草効果を期待した農法の中には、田んぼにニゴロブナを直接放流する農法もある。その農法は水温の変化をみながら、つがいのニゴロブナを水田に放流し、受精、産卵を促進。そのニゴロブナの幼魚達に水田の中のミジンコ達を食べさせ、通常ミジンコが食する微生物達を保護する。ミジンコは3週間あまりでほぼ食べつくされ、それ以降ニゴロブナはユスリカの幼虫を土壌を掘りながら食するようになる。1ヵ月で3㎝余りに成長した幼魚達は、それ以降田んぼを後にし、川を下り琵琶湖に出ても、あまり外来魚に食べられることはなくなるという。また、ニゴロブナ達が直接、抑草するということではないが、多くの微生物達の活動が水の濁りを生み出し、ユスリカの幼虫を探すフナたちの行動は更に微生物達の活動を促進する。
これが現在滋賀県が主体的に行っている『魚のゆりかご水田プロジェクト』の概要であるが、それは魚達の産卵場や稚魚を守り、琵琶湖にやさしいだけではなく、水田の抑草をも可能にする、これから楽しみな農法になる可能性を秘めている。
□参考資料『魚のゆりかご水田プロジェクト』・・・・・
○琵琶湖周辺の水田は、魚類(フナ、コイ、ナマズ等)にとって絶好の産卵繁殖場所です。
○琵琶湖と水田間の魚の移動経路としての機能が損なわれ、水田では魚類の姿が見られなくなってきました。
○水田の魚類繁殖機能を取り戻すことにより、湖辺域の田園環境を再生し、人と生き物が共生できる農業・農村の創造を目指します。
・・・・・滋賀県農村振興課・・・・・