農水省が10日に2006年度の食糧自給率を発表した。カロリーベースで前年度比1ポイントの低下の39%となり、2015年度の目標45%の達成はやはり難しくなっている。
そこで農水省は今後の自給率向上策として①コメ②油脂類③飼料作物④野菜・・・の重点4品目に集中することを確認したというが、そんなに簡単な論理で自給率が向上するとは思えない。
国として、国民の“食”をどう考えるか、守る気があるのか、どこかの国に委ねる気なのか、中途半端な政策は様々な面で支障をきたす。
コメの消費が増えてきた・・・からコメの増産??輸出も可能??ってそんなに簡単なものではない。集約化された農家は、今後どこまでしっかりしたコメ作りに励めるのか、大変不安だ。
世界的なバイオ燃料のブーム等を考慮すると油脂類の確保も大切なことはよくわかるが、その政策に関しても疑問が残る。
飼料作物や野菜はもっともっと国産が増やせるだろうという考え方のようだが、国産の飼料をどう将来活用するか、また野菜は業務用の拡大ではなく、一般家庭用として何故地産地消が定着しないのかという根本的な課題解決から始めるべきで、昨年12月に可決成立した『有機農業推進法』とどう関連付けるのか、国民は食糧の供給についてどこまで望んでいるのか、もう少し近い未来からしっかり見据えた食糧政策が必要になってきている。
ちなみに、農水省の『食料自給率早見ソフト』を用いて私達の日常食している“食”の自給率を計算してみると天丼なら68%、カレーライスは49%、なんとスパゲッティミートソースやラーメンはそれぞれ8%と4%になるという・・・。
なんとも侘しい・・・。
そこで農水省は今後の自給率向上策として①コメ②油脂類③飼料作物④野菜・・・の重点4品目に集中することを確認したというが、そんなに簡単な論理で自給率が向上するとは思えない。
国として、国民の“食”をどう考えるか、守る気があるのか、どこかの国に委ねる気なのか、中途半端な政策は様々な面で支障をきたす。
コメの消費が増えてきた・・・からコメの増産??輸出も可能??ってそんなに簡単なものではない。集約化された農家は、今後どこまでしっかりしたコメ作りに励めるのか、大変不安だ。
世界的なバイオ燃料のブーム等を考慮すると油脂類の確保も大切なことはよくわかるが、その政策に関しても疑問が残る。
飼料作物や野菜はもっともっと国産が増やせるだろうという考え方のようだが、国産の飼料をどう将来活用するか、また野菜は業務用の拡大ではなく、一般家庭用として何故地産地消が定着しないのかという根本的な課題解決から始めるべきで、昨年12月に可決成立した『有機農業推進法』とどう関連付けるのか、国民は食糧の供給についてどこまで望んでいるのか、もう少し近い未来からしっかり見据えた食糧政策が必要になってきている。
ちなみに、農水省の『食料自給率早見ソフト』を用いて私達の日常食している“食”の自給率を計算してみると天丼なら68%、カレーライスは49%、なんとスパゲッティミートソースやラーメンはそれぞれ8%と4%になるという・・・。
なんとも侘しい・・・。